Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

キャッチコピーの行方



陸上の世界選手権(8月15日開幕、ベルリン)の独占放送権を持つTBSテレビが、日本陸連から選手のキャッチコピー(CC)を撤廃するよう通達を受けていたことが24日、分かった。
TBS世界陸上、選手キャッチコピーダメ! (1/2ページ) - 芸能 - SANSPO.COM

バレーボールでもこのようなキャッチコピーが横行している。しかも実況がほかに言うことがないかのごとくキャッチコピーを連呼する。ブクマはマスコミに対するdisりであふれているが、はたしてこれはキャッチコピーそのものを批判しているのだろうか。それとも要はセンスの問題だろうか?かっこよかったり的を得てるコピーなら問題ないのだろうか?
たしかにマスコミのつけるキャッチコピー(以下CC)のセンスはひどい。ドングリの背比べとはいえ、TBSは特にひどい。日テレもTBSに競るな。
何だよ、龍神王子って。

でもバレーボールでCCをつけ始めたのは実は現場から。以下Wikipedia参照。

松平はバレーのファンを増やすために、積極的にバレーの練習を一般公開した。さらに話題づくりのために、選手に対して以下のようなユニークなキャッチフレーズをつけた。
中村祐造 - 「ガッツ祐造,チームを世界一に引っ張っていく機関車,率先垂範のキャプテン」
猫田勝敏 - 「世界一のセッター,日本オーケストラの指揮者」
森田淳悟 - 「フジヤマ・ブロック」
大古誠司 - 「世界一の大砲」
松平康隆 - Wikipedia

個人的には、選手にコピーをつける事自体に対しては反対ではない。陸上、水泳など単純に速い遅いで決めるものはともかく、選手のキャラクターに差があるスポーツはコピーがあった方がよいのではないか。バレーボール一見さんが、どこに注目すべきかという指針にはなると思う。この選手はどんなプレースタイルなんだろうとちょっとバレーにはまってきた人にとってもCCは一番手っ取り早い手段ではないのだろうか。

まともなキャッチコピーなら、選手に影響するのではないか。プラシーボ効果ってやつ?選手がキャッチコピーに名前負けしないようにとがんばるかも知れないし、逆にキャッチコピーの固定観念にとらわれて、可能性を狭めてしまうかも知れない。
偽薬 - Wikipedia

「弾丸サーバー」、「仕事人」ぐらいは許容すべき。ただ容姿の要素がはいってくるともうウザイ。
やっぱりマスコミが「全員につけなきゃいけない」という感じになってから狂ってきたんだと思う。だってつけようのない選手とかそりゃいるもんな。一部の選手にちょっと無理のあるCC→全体的に無理のあるCCに→…。という悪循環が起こったのではないか。結局このあたりから、マスコミに「自分たちが盛り上げてる感」がでてしまったんではないかと勝手に想像してみる。実際キャッチコピーでもないかぎり、競技をとらえきれず実況できないくらいアナウンサーの質が落ちているという仮説がないわけでもない。
今回の件から、マスコミにしっかりものを言うという点はバレー界も見習ったほうがいいのではないか。

奥様はミドルブロッカーってセクハラととられてもおかしくねーぞ、今の世の中。
自分たちでつけたら?キャッチコピー。Jリーグとかだったら結構見る気がする