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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

大学リーグの盛者必衰



1部も2部も上位下位がだいたい決まったようだ。

関東大学リーグ8日目 - /ja あやつる YmrDhalmel

こうしてみると、3、4年前に1部にいたチームがほとんど2部で下位になっている。
そもそも、1部の上位常連の中央、筑波が早くも下位を確定しているのもなんか時代の変化をひしひしと感じる。

もちろん長いスパンでみれば、ちっちゃな話である。中大がリーグ14連覇した時代なんてのもあったわけだし。

あえていわなくても、大学が弱くなるというのは早い話、選手がとれていないということに他ならない。
結局のところ短期的な強さにとらわれず、長期的に高校の先生が送ってよかったと思わせる大学こそが長く強者でいられるというだけの話だ。
いい選手を送っても、つぶれる、卒業できない。相当な選手を送ってもVまでいけない。そういった評判で選手が獲れなくなり簡単にリーグの構図は変わってしまうのだ。
もちろん、大学のステータスや監督の個人的な好き嫌いだってもちろん関係する。
東海だって、短期的に強かった時代はあったが、長い我慢の時代があってこその今の隆盛だといえる。

ちょっとそんなことに思いをはせながら、上記のチームが強かった時代をちょっと思い起こしてみよう。そして、やはり昔強かったチームが弱くなるというのはそれなりの目に見える理由があったように思うのだ。

早稲田

岡谷の凋落とともにその灯火が消えていったということになるのだろう。
結局屋台船を支えていたのは、藤森3兄弟と北沢だったのだ。
推薦制度の改正で選手はとりやすくなったと聞いていたが、なかなか成果を上げられていない。やはり監督がOB社会人でコロコロ変わるってのが、スカウト上いいはずがない。

専修

専修は1部にいたのはわずかな期間だったが、その1回目は現監督の圧倒的なパワーによるもの。
2回目は渋い58年組、等々力、溝口といったあたりの活躍によるものだった。
その後、寂しい時代が続いたが、今、スカウトでは結構な成果を上げていると思う。現在2部をひっぱっているようなこのチームのエースがVでも活躍できるようなら、つまりしっかり送り出せる力を監督が持っているなら、今後長い間強くなれる可能性は秘めているように思う。

中央学院

中央学院が1部にいたのも、わずかの間だが、それをもたらしたのは、岩井、長谷川という84年組の活躍によるものだった。
しかし、その後、1学年すっぽりいなくなったり、かんたりで定期的にいい選手は行っていても、やっぱり強くなりきれない何かはあるのだろう。

亜細亜

平成6年頃?から1部常連だったチームがこうして、3部と2部を行き来しているというのもなにか寂しいものがある。
傍目からみても、監督がコロコロ変わり、選手が次々といなくなって行く様をみてるとやっぱりお家騒動的な何かがあったのだろう。

我々は今、目の前のチームの強さが、短期的なものなのか、長期的な我慢の結晶なのかを見極める必要がある。それが見えてくれば、自ずと5年先、10年先のリーグの姿も現れてこよう。

ただ長いリーグの歴史をみても、10年以上も優勝できるような強さが継続することはほとんどない。その強さに対するカウンターというか、反動が必ず現れる。結局のところその繰り替えしをしているだけなのだ。

追記
やっぱり軽慮浅謀だった気がしないでもない。一晩寝かせれば良かったかなぁ。