Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

審判力



排球観戦紀行番外編 激怒事件 - VolleyBall Generalstab - Yahoo!ブログ
こちらのエントリーを拝見して、今日はバレーボールの審判について。

私も、バレーボールの会場で審判だけが会場で浮いてしまったというジャッジを何回も見た事がある。もちろん、審判の裁定は絶対だという論理もわかる。
ただ荒れる試合の審判というのは、たいていジャッジ力がない審判ではなく、空気が読めなくて、コミュニケーション能力がない審判だ。

試合が荒れる時、それはだいたい微妙なジャッジミスではなく、あからさまに誰が見ても、会場じゅうが首をかしげる笛だ。正直いって、選手の流している空気が読めれば、そんなミスはしないと思うし、もしそれが正しい笛だとしても、そんな笛は吹くべきではない。
空気が読めないジャッジは、概ね審判自身が目立ちたい時に多く見られるような気がする。反則をとって、自己を他者に認めさせたい。そんな深層心理に基づいているのでないか。
ぺーぺーのファンが何を言うとおしかりを受けそうだが、いい審判は流す勇気を持っている。

微妙な判定でも試合が荒れることがあるが、これは審判のコミュニケーション力に、問題がある場合だ。審判にジャッジ力が求められるのは当然のことだが、いくらジャッジ力が優れていても、ミスジャッジはある。人間だもの、当然だ。
微妙な判定の時は、選手がクレームをつける。それは各チームのコートキャプテンに与えられた正当な権利である。
そのクレームにほとんど聞く耳を持たない審判もいると聞く。やはり選手の言うことに耳を傾け、じゃあそれならとラインズや副審を呼んで、意見を聞く審判は好感が持てる。結果的に、判定が覆らないとしても、選手としたら他の審判の意見も聞いて覆らないのだったらしょうがないと思うではないか。もちろん試合の進行上、いつもそうするわけには行かないだろうが、うまい審判はこの選手のいい意味であしらい方が非常にうまい。

ジャッジ力で感じることは、やはりプレーを予測ができる審判はいい審判だということだ。
審判専門の方からしたら、何を言っているんだと言われそうだが、このプレーの予測が出来ていない審判の方が非常に多くいるように思う。ナイス二段トスなのに、そこにトスが上がると予想していなかったから、ドリブルをとってしまったり、プレーの意図を読み取れなかったりする。やはり審判というのはプレーは出来ないが、バレーボールには関わりたいという入り口が多いのだろうから、しょうがないことだとは思うが。


これは完全な主観だが、やはりゲームの流れを妨げる笛は吹くべきでは、ないと感じる。その線引きが非常に難しいというのは見ていて感じる。
長いラリーを微妙な反則で止められるとやはり興ざめする。これは見てる側の勝手な言い分だろうか。

審判に関してとても参考になるページがあったので、記しておく。
富士ゼロックス株式会社 X-Direct サッカーW杯主審のゲームコントロール論

バレーボールの審判って、高い位置にいるっていうだけでなくて、なんか高圧的で、選手と一緒にゲームを創ろうっていう審判が非常に少ないように感じるんだよなー。