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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

あの人は今!?外国人選手編〜サントリー〜



外国人選手を振り返るシリーズも今回で4回目。

ジルソン

もはやVリーグの外国人といえば、ジルソンと言えるほど、歴代の外国人選手の中で一番活躍した選手がこのジルソン・ベルナルド。
この選手がいなければ、5連覇など到底成し遂げられなかったことでしょう。その5回の優勝すべてでMVPをとっていることからもそれは明白です。
もちろんジルソンはすごい選手でしたが、正直レギュラーラウンドでは並のちょい上くらいのプレーヤーだったと思います。サーブは常にすごかった気はしますが、ファイナルラウンドのジルソンはいつも本当に神がかっていました。それはその5連覇のうち、レギュラー1位突破がわずか1回。4位通過が2回という事実からみても明らかです。ジルソンの本当のすごさは、最後の数試合にすべての力を発揮できるところにあったように思います。Vリーグを優勝するためにはそれが必ず必要な条件です。
そんなジルソン41歳、中垣内氏と同級生ですが、実はまだ現役です。昨年までフランスでプレーし、今年からはブラジルでのプレーとなりそうです。
ところどころの記事で目にするのはジルソンのプレーよりもプロとしての姿勢です。そんな彼が今の常勝サントリーの礎となっていることは彼のつけた16番が永久欠番となっていることからも伺えますが、同事にレギュラーでいくら強くても、優勝できないあたりが、さらにジルソンの存在を大きさを物語っています。

サムエルソン

おっかねーよ。サムエルソン。というのが一番大きな彼の印象です。
バルセロナでのスキンヘッド事件(一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪 | オリンピックプラスSPORTSNAVI版 | スポーツナビ+が詳しい)のサムエルソンがVリーグでは最初のサントリーの外国人選手でした。
と、まぁ、プレーはあまり存じ上げません。
彼のその後も追い切れませんでした。
(追記:おおっ!久しぶりに: 僕の細道ホント偶然。)

レオナルド・メロ

惜しい人が日本を去りました。この選手が昨年のセミファイナルにしっかり出られていたら、東レの優勝も危うかったでしょう。
強いサーブ、パンチ力、高さのあるスパイクと安定した力を発揮し、この選手がいるときはレギュラーラウンドを常に1位で通過。安定という点ではジルソン以上だったように思えます。
今年からは、ブラジルの新しくできたPinheirosというチームでジバ、マルセロ、グスタボといったスター選手とともにプレーします。

モンテイロ・ジョエル

2003/04年のイタリアセリエAのサーブ賞が日本に来る!と騒がれていましたが、サントリーにしてはちょっと外れ気味の逆足スパイカー。長身痩躯の体型が特徴的で、後年に三好のマイヨ選手を見たときにこの選手のことを思い出しました。
サーブは確かにすごかったですが、それ以外はどうもポテンシャルを出し切れていないように感じました。
昨年まではギリシャにいましたが、おそらく今年の行き先は、前述のメロ選手と同じチームではないかという噂です。

サントリーはペゾン(アルーダ・エドワルド)以来、ずーっとブラジル人。
しかも代表クラスを連れてくるあたり、そのスカウト力に頭が下がります。
特にサントリーはサーブ力に注目して外国人選手を獲得してきているように思えます。

今年は同じくブラジル代表のテオ・ロペス選手。昨年のブラジルスーパーリーガ優勝チームからの移籍で、今年のユニバーシアードでも活躍していました。日本にフィットすれば、新生サントリー、驚異です。