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あの人は今!?外国人選手編〜JT〜



Vリーグの外国人選手を振り返るこのシリーズ、今日はJT編。
そろそろ冗長化してきましたね。あともう少しです。

パンテレイモネンコ・マクシム

実は、ちょうど一月前、この企画を始めたきっかけはこの選手の今を知ったから。
この選手は今、昨年ロシアリーグを制し、一昨年はチャンピオンズリーグも制したカザンという超強豪チームにいた。先日の世界クラブ選手権でも活躍していた。
在日時は、日本が最初の海外だったという不運もあるだろうし、日本チームのいわゆる"スーパーエース"を求めるバレーにフィットしなかったが、大器の片鱗を感じさせるプレーはいくつかあった。
こういう選手がどんどん来れるようなリーグにしていかなければならない。

サベリエフ・イリア

Vリーグ中期はこの選手とジルソンの争いだったイメージが強い。JTの助っ人と言えばこの人。
決めてもあまり喜ばない、常に不機嫌な仕草など見ていて非常に恐かったが、決めて欲しいときに決める本当にエースだった。
そんな選手の笑顔をついぞ見ることができなかったのが、非常に残念だ。
そんなサベリエフ選手は昨年、選手を引退したそうだ。

シャトーノフ・オレーク

サベリエフ時代が長かったため、シャトーノフのプレーはほとんど見たことがない。
ただ昔の記録を見るに3年連続ブロック賞、2年連続スパイク賞は見事としか言いようがない。
今はちょっとわかりません。

マリ・レアンドロ

ほっとんど印象にないが、スパイクのキレはすごかった記憶がある。
JTが久々に4強を外れた年ということもあるし、たしか加藤選手との併用みたいな感じで、7割ぐらいしか試合にでてないのではないだろうか。
だけど、シドニーでは後一歩でメダル獲得だったアルゼンチンチームのレギュラーでした。
昨年まではトルコでプレーして、今年からはイランでのプレーとなるようです。

パルシン・ゲンナジー

ここに挙げるべきかは迷ったが、さすがに日本で外国人監督と言えばこの人。記しておかなければならない。
やはり4回のVリーグ準優勝はさすがというべきだろう。しかし勝ちきれないあたりがやはりロシアの指導者ということなのだろうか。
印象に残るのは選手交代の多さだ。セットを落とせばローテーションも変えるし、ミスが一本あれば選手を変えるスタイルは常にコートに緊張感を与えていた。
ころころ選手を変えることは、確かに相手にとっては嫌なのだろうが、結局自分たちのチームが固まりきらない、選手が自分の失敗を払拭できないなどの欠点はあったように思う。
決勝という大一番で、いつも負けてしまうのも、半年がっちり組み上げて来たチームと、どんな選手でもある程度のプレーをするチームの差だったように思う。
JTの悪い意味でのミスの少なさは、この時代の負の遺産と言わざるを得ない。
ご存じのように現在ではカザフスタン代表チームの監督をなさっています。



今年のJTは昨年に引き続き、ゴメス・エルナルド。
この選手はJTの歴史の中では、初めてのオポジットだ。平野、河野、直弘、内冨と続いていたオポジットの系譜を断ち切ってまでとった、この選手。
監督も変わり、2年目。惨敗した国体は見ていないが、サマーリーグを見る限りでは、負の遺産はある程度、返済し終わったように思えた。
その後の外国人選手もまたオポジットをとるのか、戻すのか、気になるところだ。

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