Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

堅実なチーム



プレミアリーグも第4レグに入り、レギュラーシーズンは残すところあと6試合となった。
現在順位を見ると、1位パナソニック、2位堺、3位東レの4強は確定的。残り一つの椅子をサントリー豊田合成JTで争う状況だ。

さて、現在の勝敗表を俯瞰で見てみると、あることに気付く。
現在3位である東レがまだ一度も0-3で敗れていないのだ。実はこの「惨敗しなさ」というのは意外に重要なことである。

過去2年のV・プレミアリーグでは、レギュラーラウンド1位以外のチームが優勝している。ただ、この0-3の少なさという点では、過去3年、もっとも少ないチームが優勝しているのだ。去年は東レが優勝したが、レギュラーラウンドではサントリー東レが0-3負けが一回ずつで最小、セミファイナルでそのサントリー東レに痛い0-3負けを喫した。その前はパナソニックが2位あがりながら、一度も0-3負けをせずに優勝した。

その前になるとこの法則は崩れてしまうが、どちらにせよ0-3で負けないチームというのは安定した力を発揮できるというのはニュアンスとしてつかんでいただけると思う。
そして、現行のプレミアリーグフォーマットでは、この安定して力を発揮出来るということが3日間続くセミファイナルラウンドを勝ち抜く上で必要な条件なのだ。

これでこのまま東レが0-3負けをせずにレギュラーが終わったら優勝すると予想しているわけではないので、あしからず。
それはそれ。これはこれ。

正直言って、プレミアって4強争いの方が見てておもしろいしね。