Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

もしもVリーグの外国人規定が2人になったら



Vリーグでは外国人選手の登録を一人に制限している。世界的に見たら、外国人が各チーム一人しか出られない国というのは日本と韓国ぐらいしかない。たしかに外国人の数をふやせばオポジットが育たないなどの弊害はある。しかし「エースと4番は育てられない」と野村監督は言った。結局、ポジションを空けておいたところに選手を据えたところで二流、三流の選手しか育たない。外国人をベンチに追いやるような選手が出てくるのを待つしかない。そしてそのためにはリーグのレベルアップが何よりも必要なこと。個人的にはせめて二人は必要だと思うのです。やはり高いレベルの中でやることが日本人選手にとっても必要なことじゃなかろうかと。

というわけでもしもシリーズ第2弾。もし今年度から外国人登録が2人までOKになったらプレミアリーグのチームはどんな選手を獲ってくるのかを考えてみる。現在いる外国人選手は来年もいることを前提として考えているのでご承知願いたい。
財力・コネクションなども考慮して、リアルに考えた。

パナソニック ステファン・アンティガ

2人目の外国人なんて必要ないこのチームだが、あえて探すならやっぱりレフト。福澤選手の対角として、使い分ける形になってしまうか。そこで守備に定評のあるフランスのアンティガ。このような選手がいると簡単にセットを落とすことがなくなる。

ライリー・サーモン

補強ポイントはやはりサイド。石島・北島(ときおり西尾)の気力でやり切った感がある今季。やはりオールマイティー型のサイドが欲しい。そこでアメリカのサーモンを。きっと中垣内さんが連れてきてくれるはず!

東レ ショーン・ルー二ー

アメリカの大型サイド、ルーニールーニーは過年、韓国でMVPをとった経験もありアジアのバレーにフィットすることは証明済み。さすがに越谷選手もそう長くない。パンチのある大型レフトを。

合成 ロブ・ボンジェ

北川選手の引退に加え、川浦選手も大ベテランの域に。比べて残りの選手は経験不足ということを考えると、やはり補強ポイントはセンターライン。オランダ代表のミドルブロッカー、ボンジェを。206センチの高いブロックとクイックはチームにアクセントを加えるはず。

サントリー マーロン・ヤレド

最大の懸案はセッター。結局最後まで栗原選手に頼ったことを見ても残り3人のセッターでは力不足は否めない。岡本選手あたりをあと2,3年でなんとかしたいところだろう。そこでテオとのコンビネーションも考えて、ブラジルのセッター、マーロンを。マーロンは昨年のグラチャンのブラジル代表であり、2枚替えの際はテオとコンビを組んだ。

JT  ゴラン・ブエビッチ

往年の徳元選手が担った守備的な選手が1枚足りない。今年は國近選手が台頭したが、安定さを欠いた。ここは欧州きってのテクニシャン、ブエビッチ選手を。年齢は徳元選手以上になってしまうが、まだまだ行ける。往年のキレはないものの1枚なら決めてくれるはず。

三好 ケニアのオポジット

財政面を考えるとケニアのコネクションを活かして、ケニア人選手ということになるのだろうが、やはりテクニックが伴わないので、2人を常時コートにというのは難しいところだろう。もう一人同ポジションを獲得して、調子や相手に応じて使い分けがベストだろう。

FC東京 キャロル・ポール

このチームに必要なのはやはり大砲。機関銃がどれだけいても大局を動かすことはできない。それがこの一年の反省だろう。そこで2007年のワールドカップで日本を苦しめたオーストラリアのサウスポー、キャロルをピックアップ。総監督はオーストラリアでのコーチ経験もあり、獲得は幾許か容易になるはず。