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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ギャビン・シュミットの猛打・韓国Vリーグファイナル



例年ならスルーしているところだが、韓国Vリーグのファイナルがあまりにものすごい経過だったので、触れておきたい。
4勝先取で優勝が決まるという日本シリーズ形式のファイナル。サムソン・ブルーファングスとヒュンダイ・スカイウォーカーズとの対戦は第7戦までもつれ込んだが、サムソンが第7戦をフルセットで勝利し、韓国一になった。7戦目までもつれ込むこと自体、両チームの均衡を伺わせるが、そのうち、4試合がフルセットとなったことを考えると、実に白熱したものだっただろう。動画でも観戦することが出来ず非常に残念だ。

ファイナルの結果はこちら
中でもサムソンのオポジット、カナダのギャビン・シュミット(Gavin Schmitt)*1の成績がものすごい。
1試合の得点数を見ると、50、27、46、40、35、38、50と50点越えが2回もある。50点を越えたのはフルセットになった試合だが、フルセット勝ちの実に2セット分を一人で獲っているのだ。そのほかの試合でもチームの半分以上を一人で獲っているので驚きだ。日本にも似たようなチームはあるが、ここまでではない。何よりも同じシリーズの中で50点を2回というのがスゴイ。イタリアセリエAの長い歴史でも*2、1試合に一人がとった最高得点は45点にしか及ばない。打数は7試合で542本。1試合に77本もスパイクを打っている計算だ。まったく頭が下がる。

おそらくカナダ時代の古いの動画しか見つからなかった。

お茶目なギャビン。オールスターかなり盛り上がったようです。

バレーボール:韓国で成功した選手が日本に移籍するワケ | Chosun Online | 朝鮮日報

昨年、こんなコラムが掲載されたが、ギャビン選手もこの道をたどるのだろうか。

*1:ついつい宇宙刑事ギャバンを思い出してしまう、あとコショウ

*2:ラリーポイントになったのは世界中同じタイミングだが