ポジション番号
特にヨーロッパでは各プレイヤーのポジションを番号で表す場合がある。野球でピッチャーを1番、セカンドを4番、ライトを9番と表記するようなものだ。バレーボールでは、ローテーションを基準に考える。セッターが1番、セッターに近いサイドが2番、セッターと遠いミドルが3番、オポジットが4番、セッターと遠いサイドが5番、セッターと近いミドルが6番という。
図で表すとこんな感じ
4 オポジット | 3 ミドル | 2 サイド |
5 サイド | 6 ミドル | 1 セッター |
例えば東海大で言うなら、
ポジション1 深津(英)、ポジション2 八子、ポジション3 塩田、ポジション4 小澤、ポジション5 星野、ポジション6 安永という感じ。レフトといえばポジション2と5だし、ミドルといえばポジション3と6になる。
ただこのポジション番号が変わる場合がある。ローテーションの配列が通常と変わっている場合だ。俗にはフロントオーダーと呼ばれるものだが、最近だと去年の中央大が用いていたものだ。この時、中大のメンツは以下の通り。
辰巳 千々木 内藤 |
長山 白岩 高橋 |
この場合だと、ライト線のセッターである高橋と辰巳はそれぞれポジション1、ポジション4で従来と変わらない。通常サイドはポジション2か5だが、この場合は千々木がポジション3、白岩がポジション6ということになる。同様に内藤がポジション2、長山がポジション5に収まる。だが、このフロントオーダー自体、用いてるチームは2%くらいなので、そもそもこのポジション番号の概念がくずれてしまう。
また、ポジションだけでなく、コート上の位置(ここではアドレスの意)をこの番号で用いる場合がある。
4 | 3 | 2 |
5 | 6 | 1 |
テレビ中継などではほとんど映ることはないが、選手がサーブを打つ前に監督がサーバーに向かって、クリップボードや背広の裾で指を隠して、サインを出している場面がある。ここで出しているサインはサーブに関する指示なのだが、単に狙う選手の番号を指で表している場合もあるし、コート上の位置番号を示している場合もある。手をパーにしていればポジション5つまり、相手のバックレフトの位置を狙えという意味になる。