Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

アジアクラブ選手権、その先に



アジア最強のクラブを決めるアジアクラブ選手権が来月5日から中国は鎮江で開かれる。
日本からはリーグの成績が1位であるチームが派遣され、もちろん今年はパナソニックが出場する。

パナソニック選手のブログを拝見するに、どうやらアジアクラブ選手権には全日本を入れたメンバーで臨めるようだ。
香川→徳島→大阪→静岡。|KENTA.CAFEのカフェモカ♪
合宿|山本隆弘オフィシャルブログ「志」Powered by Ameba

もし堺の合宿に行っていた7人の全日本選手が参加できないとなったら、パナソニックは外国人選手がいないと考えると総勢8人で臨まなければならなかった。しかもオポ、センター、セッターの控えなしで。でも何年か前もこんな状況あったな、覚えてないけど。
やはり「世界に挑戦」を掲げるVリーグ。フルメンバーでの派遣を全日本に要請するのも当然のこと。

パナソニックは予選リーグを中国、ベトナムインドネシアカザフスタンと戦い、上位4チームが準々決勝に進出という結構ゆるいフォーマットだ。
この大会が怖いのは昨年、書いたように中東のチームがオイルマネーを駆使し、ヨーロッパでのゲームがないことをいいことに期間限定の助っ人を連れてくることだ。例年この大会に参加していない開催国枠の中国も怖い。

そしてもう一つ気にかかることがある。もし優勝した場合だ。
この大会で優勝したチームには世界クラブ選手権の出場権が与えられる。今年もカタールなので、おそらく「ゴールデンフォーミュラ」で行われるだろう。問題なのは、開催時期。
2010世界クラブ選手権は12月14〜21日の日程で開催される。そう、天皇杯の時期とまるかぶりなのだ。天皇杯は12月16〜23日。これはもう両方出るのは不可能である。
昨年優勝チームが出られない大会というのはいかがなものか、しかし「世界に挑戦」を掲げるVリーグ
どういう判断を誰がするのか、それを見るためにもぜひパナソニックにはアジア1になってきていただきたい。