Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

V・サマーリーグの存在意義



今年のV・サマーリーグ開催要項が発表された。女子一次リーグのあれこれについては特にコメントする立場ではありません。
例年行われている東部、西部予選という区分けはなくなり、一括での一次リーグ開催となった。
結局は参加チーム数が少ないので、東西わけるまでもないでしょ、というところだろう。
加えて、今年はプレミアチームの参加がわずか2チーム。そろそろこの大会の存在意義を問われる段階に来ていると思う。
出ているプレミア2チームにしても抱えている選手人員が多いFC東京はまだしも、JTなんかはVリーグ機構のトップがJTの方だからゴニョゴニョとか勘ぐってしまう。

一昨年は6チーム、昨年は3チーム、今年は2チームと、この大会に出るプレミアチームは減少の一途をただっている。
プレミアチームの多くがこの大会に出ない理由は、人員的に出られない、もしくは単純に他のプレミアチームが出ないからだ。サマーリーグは多くのスポーツで行われているがその目的は若い選手や出場機会の少ない選手が経験を積む場。
しかしいくら試合の経験が必要だといっても、プレミアのチームが出ずに相手がほぼチャレンジのチームとしか試合できないのなら紅白戦や大学生と試合をした方が選手のレベルアップになるという考えが出てきてもおかしくはない。普通にプレミア同士で練習試合するわ、とか実際なってたりもするかもしれない。
そして経費削減と声高に叫ばれる昨今、Vリーグで多額の経費をつかうことになるプレミアチームが参加に尻込みするのもわかる。

早い話、プレミアチームがこの大会に出るメリットがほぼないのである。
そこでやったらおもしろいだろうと思うのは「V・ビーチサマーリーグ」。これなら全日本に選手をとられているチームでも参加できる。欧米では代表にいかない選手が夏にはビーチをするというのはよくある話。イタリアのチゾーラ選手やアメリカのプリディー選手なんかも年によっては夏ビーチをすることもある。
やっぱりビーチすることでバレーボール能力は高まると思うんだ。