Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

バレーマニアの見たバスケットボール事情



日本の球技界でバレーボールと対立構造にあるのはやはりバスケットボールです。
身長の大きい選手をバスケットボールから取り返さないことには日本の未来はありません。

そこで、そんなバスケットボールの現状をこんなバスケ素人が(でも一時期はNBA観戦にはまりました。J.ウィリアムズが好きでした。)、代表のほんの表の部分だけ見てみた部分を報告します。
もし読者の中にバスケットボールにお詳しい方がいて、「何を言ってる!」とお怒りになる気持ちはどうか押さえてください。

例えばまずは、バスケットボールのU-14のメンバーをみてみましょう。
これは特に身長の大きい選手だけを集めた合宿なようですが、だとしてもすごいです。
http://www.jabba-net.com/jabba/news/menber/2010_u16kyoukamenber_20100312.pdf
平均身長191.4cm!!子どもが小さい、小さいとバレーの指導者はよく言うのですが、いるところにはいるんですね。
14歳ですよ、14歳。

次に高校生、U-18のメンバーをみてみましょう。
http://www.jabba-net.com/jabba/news/menber/2010_u18mensnational_20100514.pdf
やはりいろんな才能が出てくるので、平均身長は少し下がって188.7cm。
でも平均191cmから淘汰された選手ですから、結構動ける選手なんだろうなーと勝手に想像します。
そして気づくのが、ほとんどの選手が越境しているということ。
バレーで越境なんてほとんどしませんよ。越川優とか渡辺俊介とか柴田恭平とかいないことはないですが、ほんの一部です。
この候補選手の中では北海道→福岡とかありますね。

次はシニアのメンバー
http://www.jabba-net.com/jabba/news/menber/2010_mensnational_20100517.pdf
平均身長は192.0cm。まぁ、バレーボールの全日本も平均身長は189.0cmと対して変わりませんね。バスケットボールの方が素材はいるはずなんですが。
結局は日本人の平均身長を考えると、動けるチームを作るとなるとこのあたりの平均身長になってしまうのかもしれません。

そして、高校生の競技人口の差を見てみます。
http://www.zen-koutairen.com/f_regist.html
平成21年度でバレーボールは39,594人、一方、バスケットボールは89,786人。2倍以上!こんな致命的な状況だったのですね。

バスケットボールの日本代表の試合なんて見たことあります?はっきり言って僕はないです。たまーにニュースでちらっとやったりしていますが。
それに比べてバレーはあんなに盛り上がっているのにこの人気の差はどうしたことでしょう。
やはり盛り上げ方に問題があるのでしょうか。

せめて高校生の競技人口を2万人、バスケットボールから引き込むぐらいでないと本当に日本の男子バレーの未来はないかも知れない。