Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

さぁ、イタリアへ



目下合宿中の全日本シニアは、今週11日に堺での合宿を終えたあと、14日に最集合し、イタリアへ旅立つ。
さすがにこの14日からの合宿、イタリアへ行くのは14人となるだろう。その20人→14人の人選がどうなるのかすこし検討してみたい。

セッター

登録は阿部、近藤、菅、今村の4選手。WL予選では前半、阿部−今村、後半は近藤−今村で臨んだ。今年菅選手はまだシニアチームへの招集はない事を考えると、さすがにここでいきなりという事はないだろう。一応一瞬は呼んだようであるが、そのあとは全日本での音沙汰がまったくない。となると、阿部、近藤、今村の中から2人ということになるだろう。今回の合宿が8月29日からのスタートであるが、同日に東レでは、バレーボールボールフェアが開催されており、そこには近藤選手の姿が。すでに全日本から離れていることが伺える。さすがに東レ2人というのも所属チームからしてみたら難しいところだろう。
阿部、今村が有力か。

オポジット

清水、西尾、上場の3選手登録。清水選手は確定として、バックアップで西尾or上場という事になろう。清水選手との変化をつけるための右利きである点、WLで試された点を考えると西尾選手の方が一歩リードか。

サイド

サイドは石島、越川、米山、福澤、八子の5人。ここはそのまま5人イタリアの可能性もある。
というよりは、現在、八子以外の4人は全日本にとって欠かせない存在。
最後の大学リーグを控える八子選手を連れて行くのか行かないかという点に絞られるだろう。

ミドル

山村、松本、富松、鈴木、相澤の5人。相澤選手は前述の近藤選手と同じ理由から、おそらく招集は見送られているものと考えられる。
となると4人。今までの経験、貢献度、バランスを考えれば、山村選手、松本選手、富松選手の3人は堅い。
残り1人の鈴木選手を連れて行くかどうかは、八子選手を連れて行くのかという問題に左右されると予想する。14人の構成をサイド+オポ7、ミドル3にするか、サイド+オポ6、ミドル4にするかというのは大きな問題だ。14人ベンチの時には残り1人の人選はジョーカーだったのだが、現在の14人登録で試合ごとに12人をチョイスするという方式では、単にバックアップの意味合いが強い。
ミドルが3人で1人怪我したらやばいと感じているなら、鈴木選手を含めた4人連れて行くだろうし、サイドに不安があるなら八子選手を連れて行くだろう。
単に経験を積ませることを目的に八子選手をイタリア連れて行ったとして、もし毎試合ベンチからはずれるのだとしたら、正直最後のリーグを優先させてあげたいように思う。もし彼を主戦級に使うというなら話は別だが、それはないだろう。

リベロ

今年に入って、4試合の公式戦でスタメンを務めている永野選手はほぼ確定だろう。残り1枠を井上選手、酒井選手で奪い合う形になるだろう。植田ジャパン体制でこの2人のリベロはほとんど試合に出ていない。昨年のグラチャンで井上選手がわずかに出場したのみ。ただなかなか変えづらいリベロというポジション、WL予選で登録された井上選手がわずかにリードか。

というわけであくまで予想の域を出ない14人まとめ
セッター:阿部、今村
オポ:清水、西尾
サイド:石島、越川、米山、福澤
ミドル:山村、松本、富松
リベロ:永野、井上
そして八子or鈴木