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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

アメリカのバレーボール用語その1



アメリカのWikipediaの「バレーボール用語」のページがなかなかおもしろかったので和訳で複数回に分けて紹介します。
やはりバレーボール生誕の国。なるほど!と思わせる用語がたくさんあります。
バレーペディアでも確か用語の英訳がタイトル脇に載っていたように思いますが、今手元にないので、かぶってるところは申し訳ないです。。
また、稚拙な和訳ですから、その点はご了承ください。

  • Ace(エース):レシーバーに触れられずにレシービングチームのコートに落ちるサーブ、またはレシービングチームの一人だけに触られてネットを越えられないもの。
  • Cut/Cut shot(カットショット):極端な角度(ネットにほとんど平行)な角度で打たれるアタック
  • Dig(ディグ):相手の攻撃に続いて起こるプレーできるボールをもたらす防衛的な接触。
  • D.S.(ディーエス):defensive specialist(ディフェンスの専門家)の略。リベロと似たポジション。
  • Dump(ダンプ):通常、ディフェンスの油断をつくために前衛のセッターによって実行される不意打ち。主に左手、時々右手でコートの中央、もしくはゾーン4に向けられる。
  • Free ball(フリーボール):攻撃が出来ずにコートの上を越えるボール。
  • Joust(ジャウスト):ボールが直接ネットの上に落下している時、両方のチームの選手が、跳んで押し合うこと。

Volleyball jargon - Wikipedia, the free encyclopedia

サービスエースの定義を真剣に考えたことはなかったです。要するにアメリカでは二人触ったら、返せなくてもエースではないということになるのでしょうか。
D.S.はおもしろいですね。日本で言えばレシーバーですが、アメリカではレシーバーはむしろスパイカーに使われることが多いように思います。
日本で言うツーアタックがdump(ダンプ)、押し合いがJoustというわけですね。

  • Kill(キル):成功して、ポイントを得るスパイク攻撃
  • Mis-hit(ミスヒット):ボールにヒット出来なかったり、異なった速度や方向に行く、もしくは回転がプレーヤーが意図した以上にかかってしまったヒット。
  • Pepper(ペッパー):どちらかプレイヤーがネットなしであちこちにボールを打つドリル。
  • Seam(シーム):サーブの時、パサーの間のスポット。アタックの時はブロッカーの間のスポットのこと。
  • Shank(シャンク):プレーヤーが乱暴な方法で何げなくパスして、チームメイトがプレーできないこと。
  • Shot(ショット):セットされたボールを強く打つのではなく、コート上の空いているところへ放たれる攻撃的プレー。
  • Strong side:コートの左側。そう呼ばれるのは、通常右利きのプレーヤーが攻撃するのが容易であるため。
  • Weak side:コートの右側。そう呼ばれるのは、右利きのプレーヤーが打つのが難しいため。Opposite side(オポジット・サイド)としても知られる。

Volleyball jargon - Wikipedia, the free encyclopedia

kill(キル)は女子バレーなんかでスパイク決めたときによく聞く「ナイスキー」の語源でしょう。
pepper(ペッパー)、いわゆる対人パスをなぜペッパーというのかは、よくわかっていないのですが、個人的には以下のように考えています。野球にもペッパーという練習があります。比較的近い距離でバッターと野手が向かい合い、バッティング、キャッチングを繰り返すというもの。雰囲気的にはバレーのものと似てますね。これがバレーボールのペッパーの語源ではないかと思っています。

ではなぜこれをペッパーというのか、これもよくわからないのですが、たぶん連続で何回もバットを振る→コショウ入れ何回を振るのに似ている→ペッパー。ではないのかなーと。確証はありませんので、だれかご存じの方がいたら教えてください。
ストロングサイド、ウィークサイドは日本にはない用語ですね。ウィークサイドだからこそ、攻撃力の高いオポジットヒッターを置く必要があるということでしょう。