Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2010年ベスト6



今年も独断と偏見に満ちあふれた、ベスト6の頃合いです。選考基準はポジションによってもころころ変わりますし、今後の期待や雰囲気、勢いが多大な部分を占めています。今年も1年を振り返りながら、愉しんで選ばせていただきました。

サイド  鶴田大樹

アジアジュニア優勝と、おそらく史上初であろう180cm以下のMVPに敬意を表して。そして、八子選手の抜ける新しい東海大での彼の活躍を期待して。

サイド 米山裕太

二年連続の選出。抜群の代表への貢献度に。多少ネックであったスパイクのパンチ力が代表のトレーニングで身についたのか、非常にパワフルなスパイカーになったように思う。正直国内もといアジアなら敵なしの選手になりつつある。もし僕が代表監督になったら、最初に指名するのはこの選手かもしれない。

オポジット 渡辺俊介

ここは大変迷った。確かにこの1年、清水選手はがんばったし、上場選手も力をつけた。タイトル的には一つしか獲っていない選手をあげるのもどうかと思ったのだが、やはりインパクトが大きかった。
各々の選手のウィークポイントを隠し、ストロングポイントをつなぎ合わせるというバレーで東海に土を付け、日本一になった順大だが、この選手の替えは効かない。
たぶん日本中のバレー好きに今年のベスト6を聞いたとき、最も小さいサイド三人の組み合わせといえるだろう。というか誰もこの3人は選ばないか。
非凡なユーティリティープレーヤーの今後のVリーグでの活躍を期待して。

ミドル 伏見大和

アジアジュニアでの活躍とインカレ優勝、そして久々待望の超大型ミドルの来年以降の活躍を期待して。
来年は世界ジュニアとユニバを控えるが掛け持ちしてもいいのではないか。
サイズの割りに俊敏な動きとレシーブのよさが目に付く。ミドルとして経験をつみ、オポに落ち着くような気もする(もちろん卒業後の話)。ただ斉藤信選手のようにどっちつかずになってしまうかもという懸念もぬぐえないが。

ミドル 北川祐介

希代のブロックキングの引退に。
北川先生が優れていたのは、勝負どころでの読みとブロックの完成面を長く維持できたところ。
5回のブロック賞は伊達じゃない。指導者としても、きっと成功するだろう。
もっと全日本でも活躍する彼も見たかったが。

セッター 宇佐美大輔

やはり入れねばならないだろう。パナソニックのV、黒鷲制覇とアジア大会制覇に。
世界選手権にいてくれたらとついつい考えてしまう。
年末に見たいくつかの試合では、どうも以前の宇佐美選手に戻ってしまったような気がするのが気がかり。

リベロ 小糸敬夫

37歳での開幕スタメンに。
豊田合成の安原監督よりも、FC東京の坂本監督よりも年上なのだ。
もちろん永野選手がいるわけで、ベンチに控える機会が多くなるのだろうが、キャプテンとしてパナソニックの2連覇に向けて、重要な役割を担うことは間違いない。
花園の春高優勝からもうすぐ20年がたつのだなぁ。ちょうどその年に鶴田、伏見が産まれたわけで・・・

各次点(ノミネート)

サイド:八子大輔、長江晃生、石島雄介、米山達也
オポ:清水邦広、出耒田敬、上場雄也、小澤翔
ミドル:富松崇彰、松本慶彦、白澤健児
セッター:今村駿、梅野聡、高橋慎治
リベロ:酒井大祐、永野健、井手智