Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ベルナルディの失態



先週、土曜日に開かれたポーランドリーグプレイオフ、7-10位グループ、Jastrzębski Węgiel-Fart Kielce戦でちょっとした珍事が起こったようである。


試合自体は3-2でFartが勝ったのだが、第5セットでJastrzębskiがオンコートに外国人が4人同時に投入したので試合が没収(不戦勝扱い?)になるかもしれないということだ。ポーランドではオンコートに3人までの外国人選手しか同時に起用することができない。
ポーランドでも順位決定に3ポイント制(3-0、3-1は勝ち点3、3-2は勝ち点2、2-3は勝ち点1)を用いているので、この試合が没収され0-3扱いになると、本来なら2-3で入っていたはずの1点が失われ、相手チームも2点のところを3点手に入れることができるため、Jastrzębskiはとっても痛いことになる。現在この2チームは7-10位グループにおいて同点で7位を争っているので(順位表)、この試合の取り扱いは大きなターニングポイントになりえる。


帳票はこちら。帳票だけみても同時に出たのかどうかまではちょっとわからない。
Jastrzębskiはオーストラリアのハーディーとユーディン、スロバキアのL.デーヴィス、スロベニアのガスパリーニの4人の外国人をベンチ入りさせていたのだが、第5セットで、これを同時にオンコートにたたせてしまったということ。
監督であるイタリアの往年の名選手ベルナルディやアシスタントコーチに対する批判もあるようだ。


どの段階でこの事実が発覚して、問題に発展したのかはよくわからないのだが、そもそも、外国人が4人いるかどうかを運営側がリベロチェックのように監視したりしていないのだろうか?しているなら、こんな事態にはならなかったはずなのだが。まぁ、ルールとしてあるだけで、ちゃんとしたチェックなどは行っていないのだろう、たぶん。詳しい方がいたら教えていただきたい。
交代で外国人枠のことまで考えないといけないポーランドの監督もなかなか大変である。


Jastrzębskiは例年であればトップ争いをしているようなチームなので(ベルナルディもシーズン途中の就任)、もし試合が没収になるようであれば、ファンの怒りもおおきくなるかもしれない。ただJastrzębskiはチャンピオンズリーグで昨日のプレイオフ12を勝ち抜き、プレイオフ6への進出を決めている。国内で不振でもヨーロッパで好成績をあげるのだから、バレーボールもよくわからない。


ちなみにこのポーランドリーグプレイオフ7-10位グループには水野氏が監督(代行?)を務めるPamapol Wielton Wielunもいる。12日の試合ではPamapol Wielton WielunとJastrzębskiの対戦となる。
そもそも日本人が、監督してるベルナルディと対戦すると聞いただけでも胸が躍ってしまう。