Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

20年後、解説者になるのは誰だ?



サッカーには宮市君をはじめ、新たな才能が次々と出てきています。どんどんそんな将来有望な選手が出てくると、ついつい未来のことを考えてしまいます。ロンドン五輪にブラジルW杯…そうなるとどんどん妄想はふくらみ、40年後、もしかしたら長谷部ってサッカー協会の会長やってるかもしれんな、とかトゥーリオはもしかしたらセルジオさんみたくなってるかもとか考えてると、ふと、バレー界は、将来誰がどんなポストにつくんだろう?という疑問がわいてしまいました。


さすがに20年後の全日本の監督、40年後のバレー協会の会長を予想するなんて大それたナイーブな問題はお門が違うので、もっとこのブログらしく、ゆるくライトに現役選手の中で、誰が解説者としてのポジションを確立するかということに焦点を当てて、考えていきたいと思います。


現状、バレーボールの解説者に求められていることは次の3つのことだと思います。それは、1.知名度、2.コミュ力、3.滑舌といったところでしょうか。正直、今現在ではバレーボール解説者に、そこまでの知識も、監督経験も、求められていないように思います。将来的にはわかりませんが・・・ただ実際、知識があったとしても、上級者にしかわからないような知識を振りかざすだけの解説しかできないのであれば、意味がないのであって。やはり、初級者にも上級者にもわかりやすくて、的確な解説がやはり理想の解説だと思います。


クレバーさも入れようとおもいましたが、プレーのクレバーさと話すクレバーさはやはり違うので、入れていません。

1.知名度

知名度と一括りにはしていますが、やはり実績あっての知名度です。ビーチの方には、実績と知名度がリンクしていない選手もいるようですが・・・。現に、今解説をなさっている方は一部の現職コーチ、コーチ経験者を除けば、皆さん元全日本選手。やはりこのポイントははずせないところです。知名度、実績がなければ、言葉に説得力が出ない部分があると思います。ただ逆に言えば、ある程度とんでもないことを言っても、知名度でごまかせる部分もあるでしょう。
実際ほかのスポーツや、海外ではどんな人が解説になっているのでしょう。

2.コミュ力

空気読む力なども含めた総合的なコミュニケーション力が求められると思います。やはりしゃべれなくてはどうしようもありません。
そもそもコミュ力がなければ、「解説お願いします」というところまで話が進まないかもしれません。
GAORAでおなじみの佐々木太一氏も大阪ミナミでサントリーの営業で1位をとったという噂があるくらいですから、やはりすばらしいコミュ力をお持ちなのだと思います。

3.滑舌

声質も含めて、やはり言葉が聞き取りづらい人というのはいるもので…。こればっかりはどうしよもない部分もあると思います。


というわけで現役の候補者を見ていきましょう。すでに現役なのに解説をこなした加藤キャプテンもいるわけですが・・・。

石島雄介(堺) やはりあのキャラは魅力的ですね。ただコートを離れたらシャイという噂も。
越川優パドヴァ すでにホリプロ所属、実績やそのクレバーさを考えると、ポスト川合氏の最有力か。
山本隆弘パナソニック 知名度は申し分ありませんが、この滑舌ではどうでしょう…YouTube - 山本隆弘-外装篇
津曲勝利(サントリー) 冷静な解説が期待できそうです。
福澤達哉(パナソニック) 今後どういうキャリアを積むかにもよりますが・・・
阿部裕太(東レ) セッター解説者もほしいところ。朝長先生も春高でやってらしたそうですが、今後は春高に「出る」方にシフトするでしょうし
山村宏太(サントリー) ポスト佐々木太一氏のような気がします。やはりクレバーなブロッカーはあまり外れはありません。


バスケットみたく、大学の先生をもっと起用してもいいように思います。積山先生や都沢先生の解説をちょっと聞いてみたい気持ちがあります。あと大学の先生ではないけど、北川先生も。


最後に。解説者のおもしろい分類を見つけたのでちょっと張っておきます。

戒説者:ああだ、こうだと説教たれる人。
壊説者:知った風に予想してみせるが、予想がしょっちゅう外れる人。
怪説者:むしろいないほうがいい人。
貝説者:寡黙な人。
快説者:饒舌な人。
回説者:意見を求めても結局アナウンサーが答える羽目に至る人。
皆説者:大衆が言う程度のことしか言えない人。
下位説者:大衆の言う程度より劣ることしか言えない人。
プロ野球解説者福本豊氏について - お気軽Q&A

バレーボールにも、もっと良質な「解説者」が増えるといいですね。