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いざ南米へ。良い準備を。



全日本男子チーム「龍神NIPPON」 南米遠征メンバー発表 - 日本バレーボール協会


アジア選手権、ワールドカップに向けて最後の実戦になるであろう南米遠征の概要、メンバーが発表された。今年のワールドリーグではヨーロッパ勢としか、対戦できていないので、ワールドカップ、来年のOQTを見通してもなかなか良いタイミング、良いマッチングだと思う*1


前半にコロンビア、アルゼンチンと2試合ずつ。ブラジルでは、どことの対戦ができるかわからないが、おそらくはナショナルチームと対戦できるのだろう。アルゼンチンでの3チームで総当たり2周するというのはなかなか見られないスタイルのテストマッチだが、同じ相手に対して2回目の対戦で課題を修正できるかというのは、なかなか良い準備になりそうである。
南米勢も来月にはワールドカップ出場をかけた南米選手権を控えているので、ベストもしくは限りなくベストに近いメンバーと対戦できるだろう。もう始まっているイタリアなどのクラブチーム情報でも、アルゼンチンのコンテといった南米選手の合流は8月25日以降になると伝えられていることからも、ベストな状態の相手とゲームができると考えていいだろう。


コロンビアもランク的には31位と低いには低いが、オポジットのアガメス、ヒメネスといった選手は欧州トップクラスで活躍している。身体能力を活かして高さ、パワーあふれるプレーをする選手が多く、欧州ではオポジットの大きな供給源となっている国だ。サイド、ミドルでもヨーロッパでプレーする選手もおり、あなどれない相手である。


肝心の日本メンバーはワールドリーグのメンバーをベースに富松選手が外れ、松本選手が入った。よほどの事がない限り、このメンバーがアジア選手権、ワールドカップを戦うことになるだろう。個人的には、若干不安なミドル、オポジットのバックアップとして*2ジュニアのスコアリングマシーンをそのまま、南米に残せばいいのにと思ってしまうが、なかなかそれは難しいのだろう。


リベロの見極め、サイドの組み合わせの問題をまずはクリアにしたい。
世界との距離を測り、なんらかの成果を得て帰国することを望もう。

*1:若干長すぎるのではないかという危惧はあるが

*2:むしろミドルならスタメンもあるぞ