Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ユニバ初日。中国-ノルウェーを見る



ユニバ初日。日本の試合がなんとか映像で見られないかと、広大なネットの海を漂ってみたが、それは叶わなかった。
試合は残念ながら、ウクライナを相手に0-3で敗れた。帳票。見られていないので、何とも言えないが、ブロックが3本と14本の差では、だいたい想像通りの展開と考えていいのかもしれない。明日の試合は何とか見られることを願いたい。


日本戦を見れない代わりに、アメリカ-メキシコ戦とノルウェー-中国戦を見ることが出来た。アメリカは日本のチームでも指揮をとっていたゴードン氏が監督をしていることは昨日書いたが、ノルウェーの監督はダイエーやパイオニアでのコーチ経験のある印東氏であった。現在はノルウェーのバレーボールアカデミー的チームでバレーボールを教えておられる。


氏のブログは勉強になるので、いつも拝見しているが、彼のチームの試合を通して見るのは初めてであった。


実際、氏のチームの選手がどれほど、このユニバチームにいるのかわからないので何とも言えないのだが、非常に鍛えられている選手、チームという印象を持った。
ヨーロッパのチーム、特に若年層は淡泊なイメージを持っていたのだが、ノルウェーは非常にしぶとかった。開幕戦で相手はホームの中国という状況を物怖じせず打破したことももちろんだが、プレー随所に粘り強さが感じられた。突き詰めれば、基本に忠実ということなのだが。


http://d.hatena.ne.jp/sputnik0829/files/norwey.wmv?d=.wmv
(動画見れなかったchromeとか火狐の人はhttp://www.interoperabilitybridges.com/windows-media-player-firefox-plugin-downloadをインストールしたらみれます)

この1ラリーだけ見ていただいてもそれは十分伝わるだろう。虚をつかれても粘り強くブロックにいく前衛の選手、バックセンターのタッチボールに対するディグも見事だが、それをカバーしたのはブロックに跳んだ選手だ。ボールの飛び得る方向をリベロと二人でしっかりカバーリングしている。戦術というほどのものではないが、選手の高い意識が見られる。
最後に相手がミスした場面でも、ミドルはセッターのツーに反応してしまうが、しっかり二度跳びして、相手ミドルにプレッシャーを与えることができている。


中国の準備不足も顕著だったが、非常に楽しめた試合であった。


そして選手たちの背中の、名前が入る部分はテープで覆い隠されていた。

推測であるが、おそらくこのユニフォームは別の機会で使われたものの使い回しではないだろうか。ノルウェー協会の窮状はブログでも伝えられているが、もしそうなら、このユニフォームの件からだけでも、相当苦労していることが伺える。


いつも当たり前のように見ているが、国際大会に出るというだけでもそんなに簡単な話ではないのだ。