Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2011クラブ世界選手権



http://www.fivb.org/en/volleyball/Competitions/WorldClubChampionships/2011/Men/index.asp
国体やワールドカップの影に隠れているが、今週末からクラブ世界選手権がカタールで開催される。
昨年まで、世界クラブ選手権と書いていたが、Club World Championshipsなので、クラブ世界選手権とした。
リニューアルされてから今年で3回目となり、カタールでの開催も大分こなれてきた感がある。


各大陸のクラブ選手権を勝ち抜いた8つのチーム(ワイルドカードや開催地代表はあるが)が、4チームごとにわかれ、各プールの上位2チームが準決勝へ進む。


本命はなんといってもこの大会連覇中であるイタリアのトレント。現段階では世界最強クラブチームといっても、何の問題もないだろう。カジスキー、ユアントレーナ、ストクル、この安定したサイド3人が、何といっても強い。ちなみにこのチームには今年、一昨年FC東京にいたブリンクマンを獲得した。Vリーグにいた選手がトレントにいるとか、なんか胸熱。


対抗馬はブラジルのセジ-サンパウロと、ロシアのゼニトカザンだろう。
セジにはムリーロ、セルジオロドリゴ、シダオ、ウォレスとブラジル代表勢ぞろい。外国人選手が一人もいないというのも、王国の奥深さを垣間見ることができる。監督はブラジル往年の名選手、ガビオ・ジオバーニだ。また控えではあるが日系人Japa(ジャパ)にも注目。本名にはRyumaという日本名も入っている。今年パナソニックが獲得するチアゴ・アウベスは昨年までこのチームのレギュラーだったので、そういう面でも注目である。


ゼニトカザンは昨年のリーグでも優勝しており、こちらにもアパリコフ、シボジュレス、ボルコフ、チェレミシン、ベレジュコ、そしてミハイロフとロシア代表勢ぞろい。昨年までアメリカのボールが務めていたセッターにイタリアのベルミリオを獲得、またもう一人の外国人はアメリカのプリディーとドリームチームといってもおかしくはない。昨年でも十分強かったわけだが、イタリアに行っていたボルコフ、ベレジュコを獲得し、まさに盤石の態勢といえよう。監督はロシア代表の指揮もとるアレクノである。ワールドカップ前で忙しいだろうに…




アフリカ代表のエジプト、アル-アリにはエジプト代表が多くいるので、ワールドカップの予習にぜひ。サーブの半端ないマルコメセッター、アブダラもいるよ!眉毛のつながったあの左利き、サラーハもいるよ!
開催地カタール代表のアル-アラビは、なんとこの大会のために7人もの外国人を獲得している。オイルマネーおそるべしである。登録はされていないが、このチーム写真(超大サイズ注意)に映っている17番が日本人?、少なくともアジア人なのが、ちょっと気になる。
20世紀ベストプレーヤー、ベルナルディが監督を務めるポーランドのJastrzebskiも同じく7人もの外国人選手をそろえる。ポーランドリーグ外国人3人なのにどうすんだろ…しかも登録されてるけど、クビアクってこのチームじゃなくね?ポーランドにルーツを持つイタリア代表のオポジット、ラスコにも注目。
イランのペイカンには、イラン代表のカマルバンド、ナディらがいる。また、フランス往年のバルカシジク!も懐かしい。
カナダのチームはすみません。全く分からない。


おそらくFIVB WEB TVで全試合見られると思うので、12日の予選リーグ、トレント-セジはとりあえず必見である。