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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

若い選手に経験を



Argentina boys' set to finish seventh season in senior leagues | FIVB - Press release

この記事で知ったのだが、アルゼンチンでは代表のユースチームが国内リーグの2部に参戦しているらしい。
それももう7シーズン目を迎えているらしい。アルゼンチンに若いころから活躍する素晴らしい選手が増えてきたのには、こういう取り組みの成果があらわれているからなのだろう。もちろん若年層を育成するという大きなプロジェクトの中の一つの試みなのだろうが。


もちろん試合の経験が積めるというメリットもあるのだが、文中で触れられているように若い時分に外国人選手と対峙する経験というのは非常に大きな財産となるだろう。
今シーズンは16試合して1勝しかできなかったようだが、得られるものも多いだろう。


かつて紹介したこともあるかもしれないが、イタリアにも協会が運営しているクラブイタリアというチームが存在する。ここも、若手選手に試合の機会を与えることを目的に、2部リーグとなるセリエA2に所属している。監督はかつてポーランド女子なども率いていたマルコ・ボニッタ。ちなみにマネージャーは往年のジレットである。
トップチームで出場機会に恵まれない若手選手や若手有望選手と契約しているのだが、そのあたりの契約がちゃんとした雇用なのか、レンタルなのか、単に身柄だけ借りているのかはよくわからない。
ただ、リーグのお客さんチームではなく、しっかりとスポンサーも付いて、ティフォージもたくさんいて、本当にいちチームと機能しているようなのが、面白いと思う。若手の教育係だろうか、チームに数人(今年は一人)、ベテラン選手がいるのも心憎い。
Club Italia - FIPAV
Legavolley - Squadra: Club Italia Roma - Stagione 2011/2012


こういうやり方がベストなのかどうかは何とも言えないところなのだけど、日本も時期的には、やってやれないことはないよね。かつてジュニアだかユニバが黒鷲でたこともあったような気もするし、ユニバの合宿をこの時期やるくらいならプレミア出しちゃえばいいのにとか思っちゃう。まぁ、つくばとか近クラも近いには近いんだけど、世界で勝つためのチームの強化ってのも念頭には置きたいよね。


やはり日本で大学にいってしまうと、試合の経験数が足りないと感じることもある。公式戦ベースだとせいぜいトーナメント含めて、多くて年間30試合。1年からずーっとレギュラーならそこまで少ないと思う数でもないが、部員数が多い大学だと4年で初めてレギュラーというのも当然あるわけだし、大学でもサテライトリーグとかやったらいいのに。昔は夏にオープンリーグとかやってたと思うし、まだまだ練習試合の範疇は出ていないが、福岡のTOP6みたいな試みはどんどんやったらいいと思う。