Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

まだまだ主力!世界のおじさんプレイヤー




続々と各国の代表発表が始まっています。ポーランドにイタリアetc。日本ももうすぐでしょう。新顔が見られたり、思わぬ復帰があったり、個人的には楽しみな時期でもあります。


イタリアは期待の若手ベットーリの選出ややっぱりフェイがミドルで選出と見どころ満載だったわけですが、特に注目は38歳、パピの復帰。2006年以来の代表復帰となります。ザイツェフ、サバーニ、パロディは安定しているとはいえ、サイド4枚目がなかなか定まらないイタリア。コバー、マルオッティ、ロッソと昨年はどれもいまいちフィットしなかったことからの選出でしょう。もしパピが残って、欧州予選に負けて日本のOQTに来ることになったらなかなか楽しみであります。



というわけで今日は、まだまだ第1線で頑張るおじさんプレイヤーを紹介していきたいと思います。
パピの代表復帰と同時に、このエントリを起こしたきっかけには先日のボボレンタの逝去もあります。
イタリア黄金期に若手として活躍していたミドルのボボレンタ。北京五輪にも出場しました。家族とともに過ごす時間を増やしたいということから、昨年所属していた地元でもあるチームがセリエB2(実質4部)に財政的な理由から降格しても留まっていましたが、3月24日、試合中に帰らぬ人となりました。結局、解剖してもはっきりとした死因はわからなかったそうですが、おそらくサッカーの松田選手と近い状況だったのではないかと思います。
イタリアのバレー界は大きな悲しみに包まれました。1974年生まれのボボレンタは37歳でした。名前をとんと聞かないので、引退したものと思っていましたが、まだまだプレーしていたんですね。
所属チームのサイトも喪に服しています。http://www.volleyforli.it/

こちらの動画は、直後の試合で元チームメイトのグルビッチやズラタノフが泣きながらプレーしているというなかなかすごい試合。
これからも彼がすばらしい人間性の持ち主だったことが伺えるように思えます。



ちなみに年齢は数えです。また文中の日本人に関しては、学年ベースですので、生まれ年自体は違う場合があるかもしれません。

39歳(1973年生まれ)

というわけで本エントリのきっかけであるパピが38歳。今年は長年親しんだシスレーを離れ、ピアツェンツァでプレー。1973年生まれです。日本でいったら、東レの斎藤、小林、NECの細川といった世代。花園が春高優勝した世代ですね。日本でもまだまだ東京ヴェルディの濱口選手が現役で頑張っておられます。この世代はまだまだ頑張っている選手も多く、N.グルビッチ、コルサーノ、メオーニ、ディネキンあたりがまだまだ現役バリバリでチームの主力として活躍しています。

40歳(1972年生まれ)

日本でいえば、平野、市橋、藤井世代。多くの選手がすでに指導者として活躍しています。まだまだ現役で頑張っているのはセッター、ロイ・ボール。昨年カザンをやめて引退というニュースも出ていましたが、いきなりひょっこりとまたロシアに舞い戻ってきました。もうすぐ不惑。まだまだ頑張ってほしいものです。あ、そういえば日本にもまだまだ現役バリバリの同じくセッター、ヴェルディの奥田選手がいるのを忘れていました。

41歳(1971年生まれ)

日本でいえば、佐々木、吉永、本多、出倉、紫和といったメインストリームではなかったものの渋い選手を多く輩出しているように思います。まぁ、前の世代があまりにすごかったので、しょうがないところはあるのでしょう。もちろん海外にはまだまだ頑張っている選手がいます。まずはエジプトのリベロアルアイディ。この選手もOQTで日本に来るかもですね。長年、エジプトのバックコートを守っています。


そしてここまではやはりジャンプが少ないリベロやセッターというポジションの選手がほとんどでしたが、40overでまだまだオポジットとして頑張っているのはイギリスのジェイソン・ホールデン(個人的には「ハルデーン」表記のほうがしっくりきますが)。もともとカナダ国籍で多くの国際大会にも出場していましたが、おそらくオリンピックに出るために帰化。もともとルーツがイギリスだったみたいです。おそらくオリンピックで見られるのではないかと思います。
http://vimeo.com/5733143

42歳(1969年生まれ)

さぁ、ここまでくると探すのが大変ですが、いましたいました。またセッターになってしまいますが、ロシアのハムツキフ。さすがに代表からは引退しましたが、今年のオールスターまで出てました。日本でいえば、荻野、青山、成田といった黄金世代に当たり、彼らの年代でまだプレーしていると考えると驚異的です。まぁ、荻野選手が一昨年までプレーしていたのもそう考えると驚異的ですが。

まだまだこれより年上でもプレーしている選手はいるのかもしれませんが、ちょっと調べられませんでした。ご存じの方がいたら教えてくださいー。ただ増成さんより年上でプレーした選手は世界中調べてもちょっと見らたらないかもですね。



日本でも、たぶんこれくらいの歳までプレーすることは決して不可能ではないのでしょうが、それを許してくれないのは、Vリーグが結局は実業団リーグであるということに起因していると思います。正社員として定年まで面倒を見ないといけないと考えたとき、どうしても遅くても30代半ばまでには、社業につかせて仕事を覚えさせないことには、40代、50代になったとき仕事がなく、宙ぶらりんで窓際族ということにもなってしまうのでしょう。なのでヴェルディといった他とはちょっと違った形態のチームにおじさんプレーヤーが多くいることができているのだと思います。そして彼らはあくまで本業があるうえでプレーしている選手です。


チームで引退宣告されてもプレーを続けたい選手は多くいるはず。しかしながら、地理的な問題や財政的な問題、その他もろもろ、そういった選手がプレーするところがないのも現実。
輝くおじさんプレーヤーが数多くいるようになってこそ、リーグピラミッドの整備が整ったといえるのかもしれません。