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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

昔のバレーボールを見てみよう1966世界選手権



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今回は1966年。今から46年前という事になります。
映像見たらすごく昔かと思ってしまいますが、松平さんが監督をやって2年目の世界選手権、と聞くと、なんだかそんな昔の話でもないように感じてしまいます。
プラハで開かれたこの世界選手権は地元チェコが優勝、映像にも出てくる日本は5位でした。
ちなみに当時のメンバーは

1小山勉|2池田尚弘|3佐藤安孝|4南将之|5徳富斌|6上野倫宏|
7森山輝久|8中村祐造|9猫田勝敏|10小泉勲|11木村憲治|12森田淳悟|監督:松平康隆
1966年バレーボール世界選手権全日本男子 - Wikipedia

というわけで、南選手のクイックや猫田選手のトスが見られます。


この動画アップしているのはFIVBで、このチャンネルには東京五輪の日本-ソ連とか懐かしの映像がたくさんあります。
Volleyball1947 - YouTube
映像は当時のテクニカルビデオ。昔から、こういう発想はあったんですねー。


このビデオを見てるとやっぱり当時、バレーボール的にはすごく日本がリードしていたんだなということを感じます。
5位の日本ですが、このビデオに出てくる回数がやたら多いことからもそれがうかがえます。
他のチームと比べるとひとつひとつのプレーの精度が高く、クイックや時間差を使いこなしてますね。


局所的に見ていけば、今のバレーとそこまでの変わりはないのですが、なんというか今のバレーのほうが段違いにスピード感があります。
この時代はブロックがファーストタッチになるので、ラリーのテンポ自体ははやいのですが、なにかこうプレーがもっさりとした印象。それにはやはり準備の早さの違いがあるのではないでしょうか。
ビデオの中では、味方がサーブ打つ瞬間に前衛がネット際にいなかったり、打たれる方もサーブがネットを越えるあたりでセッターが動きはじめたりと、次の動作に移るまでの時間がすごくかかる印象です。
もちろん科学的なトレーニングで選手のフィジカルというのは今のほうがあるのでしょうが、そういった準備の意識、プレーとプレーの間の時間の使い方といった部分がこの時代に比べると大きく変化してきているのだと感じます。


それにしても当時はやたら逆足の選手が多いのですね。