Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

何が好きとかどれだけ好きとかまぁ、そういう話



球児「砂全然とれねーよ(泣)」 : なんJ(まとめては)いかんのか?

以前から「マニアには堪らないまとめ」などを読んでいて、甲子園野球には様々なマニアがあるということは知っていましたが、7割方はネタだと思っていました。まぁ、いるかもしれないけど、どう考えてもいないでしょってものばかりでしたし。
でも上記の甲子園の砂マニアのまとめを読むと、ホントにここまで甲子園の砂に明るいマニアがいたんだという驚きと、もしかしているかいないようなマニアも本当にいるんじゃないかというちょっと畏怖にも似た気持ちになりました。


そう考えると「観る」文化としては、野球には遠く及ばないなぁと。ただ甲子園は毎日全試合やってるわけだし、資料もしっかりしてるし、そういうマニアックなマニアが生まれやすい土壌とは言えるのだと思います。


ただ、そういう知識が多いとか、詳しいって事が偉いって訳ではなくてたとえばバレーボールが好きという中にもいろいろな事があるわけで。
以前、有吉がスポーツのファンについてラジオで話していたのを起こしたエントリがあって(一時期はてブでも話題になったね)、その時の氏の言葉にハッとさせられました。ちなみに個人的に有吉はとても好きです。怒り新党も、ロンハーもいつも録画してます。

有吉「いつも言うんだけど、ファンっていうのは思い出派とデータ派っていうのがあるわけよ。データを緻密に調べて、『背番号とか何年の〇〇で、こういう試合でしたよね』って言うヤツと、思い出の人がいるんだよね」
(中略)
有吉「じゃあ、球場に毎日足を運んでてな、『あの選手はだれか名前しらないけど、あの投げ方の人好きだね』っていうおばあちゃんは、ファンじゃねぇのか?」
有吉弘行「アメトーーク!の出演を断るとき」 | 世界は数字で出来ている

あたしも一時期、知識があった方が絶対バレーはおもしろいと思っていた時期や、なんでみんな海外バレー観ないんだろう、絶対おもしろいのになんて思ってた時期がありました。要するに自分が面白いと思うものもきっとヒトも面白いって思うだろうって思い上がっていたというか。
今考えてみれば、いろんな楽しみ方があって、それが良いんだと思います。


上記のまとめに上がってるマニアというくくりも8割方は、マニアっていうかどちらかというとフェチという言葉の方が近いのかもしれません。別に知識があるってわけじゃなくて、特定の事、プレーでわくわくする。詳しいって訳じゃなくても、ソレが好き。ドーパミンがでる。
フェチと定義するのであれば、バレーでも「ネットインサーブフェチ」とか「ピンチサーバーサービスエースフェチ」とか、きっといると思います。かくいう私は「ツーアタックすると見せかけてトスあげるフェチ」ですかね。それで飯が食えるって感じ。


食いもんの好みのように考えれば、そんなに難しくないのかなと。食べ物の好み、楽しみ方ってホント千差万別でヒトの数ほどあると思います。たとえば中華ってジャンルが好きな人もいるでしょうし、ほうれん草なら何料理でも好きって人もいるだろうし、このヒトの作った料理はなんでも好きetc。食いもんのうんちく語るのが好きな人もいるでしょうし。でも誰でもうまいものの喜びは享受できます。
食べ物の好みで分類したり、それによって反目することって、まずないように思います。まぁ、「この豚バラ煮込みは出来損ないだ。食べられないよ」なんていう新聞記者もいるようですが、それはおいといて。食べ物の話で○○が好きなの?あり得なくね?ってことにはならないんだよね。まぁ、ゲテモノ食いとかはあれなんだけど。


好きなものは好きとだけ言えれば、それだけでいいじゃないかと思う。
だって好きになるのに理由なんてないし、好きなものは好きなんだからしょうがないじゃないか。