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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2012アジア外国人移籍市場概況



バレーボールの移籍市場というのはサッカー同様、ヨーロッパを中心に動いている部分がある。その中でも毎年景気の動向などに応じてヨーロッパの中でも第一線が集まるリーグというのが変化していく。今年はどう見てもロシアが移籍市場の中心にあるし、中位チームを基準に見ていくとイタリアとポーランドの位置関係も逆転しつつある。ギリシャの隆盛はおわり、東欧諸国のいくつかのチームが力をつけつつある。


ただ、そんななかで今年はどうも例年以上にアジアの移籍市場が熱い感じがする。

中国

ご存じブリンクマン、同じくカナダのサイド、ウィンタース。キューバのヒガルドが中国はBAIC、北京汽車工業へ移籍というニュース。
今まで中国が男子バレーで外国人選手を獲得するというのは聞いたことがない。女子ではトム・ローガンやブラコチェビッチなんかが中国にという過去があるが、男子もそのような流れだろうか。
サッカーでも岡田監督が中国行ったり、ドログバなんかが中国移籍なんかしてるし、スポーツにお金が流れているのかもしれない。このあたりはフォロワーさんに詳しそうな人がいるので聞いてみようか。

韓国

ここ数年韓国に旋風を巻き起こしていたギャビン・シュミットがロシアに移籍したことでサムソンが次にどんな選手を連れてくるのか注目してみていたが、キューバ人のレオナルド・レイヴァを獲得。以前エントリを起こしたことのある亡命した選手だ。
この契約形態がなかなか面白くて、この選手の保有権を持っているのはロシアのファケル。それをサムソンがレンタルしたという形。サッカーではレンタルというのはよくある移籍形態だし、バレーでもイタリアやポーランドではよく見られていたが、バレーで国をまたいだレンタルというのはあまり聞かない。まだ22歳の若い選手であるし、極東の地で経験を積んであわよくば3、4年後には・・・という思惑であろうか。サムソンがギャビンを育てたチーム(育てたのかどうかは定かではないが)ということも無関係ではないだろう。今後ロシアなど外国人枠が少ない国の金満チームが若手有望選手を囲いたい、またディフェンススタイルなどを学ばせるために極東にレンタルに出すというスタイルは日本にも影響に及ぼすかもしれない。


ちなみにヒュンダイスロベニアのガスパリーニ、LIGは昨年バレー・フツーロにいたカメホ、ウリキャピタルからメインスポンサーが変わったラッシュ&キャッシュはロンドンでイギリスから五輪に出場したバカレを新たに獲得。大韓航空、KEPCOは今年もそれぞれネメック、チュク・アンジェルコと契約を更新したようだ。

イラン

イランというのは、これまで地理的にそれほど遠くないブルガリアの代表には入らないクラスの選手を招くことが多かったわけだが、近年の代表の躍進などもあって、新設チームもいくつか出来ているようで、一線級の選手もどんどん入ってきているように思う。同じブルガリアでも代表のN.ニコロフやセルビアのスタメンセッター、ペトコビッチ。東レにいたレアンドロなどが新たにイランの地を踏むようだ。あまり情報が入らないので、昨年いたデジデリオやバルトレッティ、バルカシジク、ブルーノ・フルタード(懐かしっ!)あたりが更新するかはイマイチわからない。
環境的にはいくらか問題はあるかもしれないが、地理的にはヨーロッパから近いわけだし、今後優秀な外国人選手をどんどん招いて、イランがトップリーグになっていくようであると、それこそ日本がとても手の届かないところに行ってしまうような気がしないではない。

中東

この中東、カタールの話題だけでエントリ書いても良かったくらいである。王族の道楽はちょっともういい加減にしていただきたい。
もうすぐクラブ世界選手権が始まる。今年はアジアクラブ選手権カタールのチームが勝ったので、開催国枠と併せて2チーム、カタールから出るとあって、どんどん選手が期間限定で集まってきている。アル・ラーヤンは先日ビーチ転向したロドリゴブルガリアのブラトエフ兄弟(これはシーズン通じて?)、アメリカのデビッド・リー、フィンランドのミッコ・オイバネンを期間限定で獲得したようだ。一方、アル・アラビは五輪でイタリアの控えセッターだったボニンファンテ、ドイツのパンペル(この二人もシーズンっぽい)、アメリカのランボーン、先ほど紹介したミッコの双子、マッティ・オイバネンを獲得。まだまだ増えてくるかもしれない。


オイバネン兄弟がチーム別れてとか、完璧な想像だが「兄さん、オイバネン兄弟と話がついたよ。兄さんどっちが欲しい?」とか「兄さん、ミッコ・オイバネンを獲るつもりがあまりの金額の高さに、双子揃ってと勘違いされてしまったよ。マッティをあげるよ」とか王族の遊びを想像してしまう。妄想だけどね。
王族口説いて日本にチーム作らせちゃうおうとか本気で考えたくなるわ。


しかしながら、いつもは期間限定ばかりであったが、前述のようにこの選手はシーズン通してかもしれないという情報もちらちら聞こえてきているし、オランダのホルスティンクが違うカタールのクラブに移籍したりと、王族たちも年間通じた強化というのを考え始めたのかもしれない。
そもそもホントに王族が仕切ってるかもよくわかってないんだけど。




アジアのバレーが盛り上がってくるのは大変おもしろいわけだが、日本のチームがクラブ世界選手権に出るという夢が遠くなっていくなー。