Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

世界の兄妹(姉弟)プレーヤー



いままで、世界の親子プレーヤー世界の兄弟プレーヤーとやってきましたが、今日は異性の兄妹(姉弟)特集。


そもそも以前書いたどちらのエントリももう2年前なので、新たにわかった親子とか兄弟が結構いるんですよね・・・どうしよ。


閑話休題
結論から言うと、両方トップレベルの兄妹(姉弟)というのはなかなかみつかりませんでした。日本では結構いるのに・・・というのはたぶん気のせいで、いるところにはいるのでしょうが、両方代表クラスというのがなかなかいないということでしょう。
たとえばブラジルにはあまり知らない選手だけど、兄妹、姉弟が結構いるようです。たぶんある程度の確率ではいることはいるのでしょう。テレビで特集している動画がありました。
www.youtube.com




日本であれば、古くは大竹姉弟、ちょっと前であれば北島姉弟、丹山姉弟、越川姉弟、高橋姉弟、沢畠兄妹あたりが思い当たります。最近であれば、歴史は繰り返す状態の大竹里歩・壱青姉弟
ちょっとタイムリーだから思い出した山本友里恵・将平姉弟がぱっと出てきます。まだいるんでしょうけど。


こう見ると、姉-弟パターンが圧倒的に多い気がします。
お姉ちゃんがやってるのを見て始めるというのはあっても、兄がやっているのをみて、妹がやるというパターンはあまりないのでしょう。中高時代の回りを思い返しても、そんな気がします。


もしくは以前、Vリーガーには末っ子が多いと報告したことがありましたが、女子には当てはまらず、むしろ長女が多いなら、結果的に姉-弟パターンばかりになっているのかもしれません。女子は長女でしっかりしていた方がいいのかも・・・

マイヨ兄妹 フィリップ/リディア


ついつい懐かしくなる大分三好プレミアリーグ初の外国人選手のフィリップ・マイヨ。ブルガリアでキャリアを重ね、昨年はルーマニアにいましたが、今年はトルコのゲンチレルビルリに移籍。
妹リディアはケニア代表にも名を連ね、すでに敗退していますが今年の世界クラブ選手権にも出場していました。

スタロビッチ姉弟 サーニャ/サーシャ

グルビッチ兄弟やペトコビッチ兄弟をはじめ、セルビア選手の家族率の高さにはホント舌を巻きます。
人口の少なさを考えればさもありなんな訳ですが。
どちらともセルビア代表のオポジットでサーシャは左利き。残念ながら、今年はどちらもクラブでは控えという事になりそうです。アタナシエビッチの台頭を考えれば、代表でも二人とも控えかもしれません。
サーニャはラビタ・バクー、サーシャはマチェラータとどちらも屈指の強豪に所属するという点もなかなか似ていらっしゃいます。

ロシッチ兄妹 ニコラ/ニーナ


同じくセルビアからの兄妹はまたまた同じポジション。前の兄弟の時はそれぞれ違うポジションということが多かったのですが、男女だと同じポジションが多いのでしょうか。
ニコラ、ニーナ共にセルビア代表のリベロ。ニーナは残念ながら落選しましたが、ニコラはロンドン五輪に出場しました。

コンテ兄妹 ファクンド/カミラ/マヌエラ


アルゼンチンの家族度の高さも恐ろしいです。なにか共通したものがあるんでしょうか。
長兄ファクンドは皆さんご存じ、すでにアルゼンチン代表のエースです。
長女カミラはイタリアセリエCのチームに属する選手。マヌエラはまだまだ若いですが、U-16の大会でMPVを受賞との事です。
まぁ、まだまだ兄妹そろってというレベルではないのですが、さすがにお父さんがすごいということで挙げさせていただきました。
VOLLEYBALL.IT - Dinastia Conte: Dopo Hugo, Facundo e Camila ora c'è Manuela





同姓兄弟、姉妹の割に兄妹、姉弟では両方トップレベルというのがあまり多くないというのは、考察する余地があるかもしれません。
もしかしたら異性の場合は上の子がロールモデルになりづらいというのはあるかもしれません。
「やっぱり男女の差はあるからそんなプレーできない・・・」みたいな。
そういう意味ではセルビアの2組の兄妹(姉弟)が同じポジションというのはこの仮説を補強しているかもしれません。同じポジションであれば学ぶべきところも多いでしょうから。
また、男女ではやはり切磋琢磨が起こりにくいのかも。男性の感覚から言えば、「兄ちゃんががんばってるから」or「弟ががんばってるから」俺もがんばらねばというのがあるのでしょうが、男女だと「あぁ、がんばってるなぁ」くらいにしか思わなかったり。結構途方もない仮説ですけど。


まだまだ他に両方トップレベルで活躍している兄妹、姉弟プレーヤーをご存じだったら教えてください。
(photo by FIVB)