Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2013ワールドリーグ日本の対戦国プレビュー



もう約2か月半後にはワールドリーグがスタートする。
新監督の見せるバレーを楽しみにしたい。というか今、期待ももちろん不安も含めて、結構わくわくが止まらない。期待する分、落胆も大きいので、そこそこにしとかなければと思うのだけれど。
そもそも日本が組み込まれたプールCは言ってみれば2軍リーグ。同じくらいの力の国でちょっと適当にやっといてよ、というもの。つまはじきにされた感は否めないが、まずこのレベルで自国の位置が確認できることを素直に喜ぶべきだろう。やはり強い相手とやりすぎても自分の位置を見失う。もちろん強い国との力差を知ることも非常に重要だが、同等の力を持つ相手との接戦こそが、もっともチーム力を高めるものだと思っている。


というわけで、プールCにはおなじみの相手もいるが、なかなか対戦機会のない相手もいるので、ちょっと予習をしておきたい。
まぁ、先に全日本メンバーの予想なり、私選なりしろという話だがね。

韓国(6月1,2日、アウェー)

韓国は日本と同じく五輪への出場を逃したわけであるが、監督は変わらずパク・ギウォン氏。そもそも国内リーグで半分のチームの監督が更迭されている状況なので、次を託す指導者もいないのだろう。
ご存じのように僕はあまり韓国事情に詳しくはないのだが、やはりムン・ソンミンが復帰してくるかというあたりが見どころなのだろうか。加えて、キム・ハクミン、パク・チョルウあたりが注目選手となろうか。

もう韓国リーグはキューバ人、レオの独壇場となっており(かつて亡命したとエントリを起こしたことのあるレオナルド・レイヴァ)、2位に100点差以上つけての最多得点、決定率1位(59.69%)とえげつないことになっている。

オランダ(6月8,9日、アウェー)

オランダは昨年、日本とワールドリーグ予選で当たる可能性があったことから、すでに何回か取り上げている。今年は比較的、早い時期にメンバーが発表されている。
ちなみに監督は往年のエドウィン・ベン。コーチはヘルトが務めている。
昨年も同様であるが、マチェラータのコーイや、いまやカタールのホルスティンクあたりが招集されておらず、そのあたりは一枚岩ではないのだろう。
ただ昨年は出場機会の少なかったサウスポーオポジットのクラプウィクが出てくるようだと日本も苦しめられるかもしれない。以前紹介したセッター、アブデルアジズもイタリアで順調に経験を積んでいるし、巨人の国にしては小さいアウトサイドヒッター(190cm)のマーン、ミドルのコイストラにも注目である。

フィンランド(6月15,16日、ホーム)

過去、全日本がフィンランドと試合した記憶というのが全然ない。相当さかのぼらなくてはならないのではないだろうか。
その人口の割には強いフィンランドであるが、なんといっても今年最大のトピックは豊田合成にもいたこともあるコッピことトーマス・サムエルボが監督に就任したことである。そのフィンランドとの試合が愛知で行われるのだから、巡り合わせというのは面白いものだ。
なんとも個性的な選手がそろう面白いチームなのであるが、注目はなんといってもオイバネン兄弟。オポジットとミドルを務める双子である。
また年齢の割には頭部のさみしいシルタラ、トップセッター6選でも紹介したエスコ、ミドルのシュモフも特筆に値すべき選手だろう。
もちろん選手を退いてほとんどすぐに監督就任であるサムエルボがどのような采配を振るうかも注目である。

エジプト(6月28〜30日、アウェー)

なんかもうエジプトとは2年に一回は公式戦しないといけないルールでもあるんだろうか。というわけであまりエジプト事情には詳しくないので、過去の対戦でも振り返ってみる。直近は2011ワールドカップ。サラフに30点を許すも清水、ゴッツがきっちり点をとり3-1の勝利。
その前は2010世界選手権。清水、福沢で50点とる荒業で2セットダウンから3セット取り返し、勝利。2009グラチャンではやたらミスるエジプトにも助けられるもピンサー古田の活躍(違で3-1勝利。その前は同年のワールドリーグ入れ替え戦。清水を欠き、ゴッツオポ(だっけ?)で1-3で2連敗。
2008年はワールドリーグで同組。2勝2敗で終えた。そのエジプトラウンド振り返ってたら、結構面子がすごくて吹いた(http://www.fivb.org/vis_web/volley/wl2008/pdf/P2-017.pdf)。
なんかこう見ると、2年に一度どころか毎年絶対やってる。過去五年で9試合ww昨年試合しなかったのが不思議なくらいwww
(追記:6月18日)

ポルトガル(6月28日〜30日、アウェー)

3月の終わりにエジプトからポルトガルへの変更が発表された。若干いまさらではあるが、ポルトガルについてもちょっと書いておく。
ポルトガルといえば、みなさんのおかげで巷ではちょっと有名になったジョアン・ジョゼですよ。この人、宇佐美山本世代なのにまだまだがんばります。もう10年以上ずっとスタメン張ってるもんなー。
昨年から指揮をとっているイタリア人の名将グリネッリだが、兼任しているイタリアのチームにポルトガルの選手(フェレイラ兄弟)を呼び寄せていたことからもこのチームに対する自信が伺える。
チームの得点源はそのフェレイラ兄弟の弟、アレックスとオポジットのセケイラ。基本的にサーブでがんがん来るチームなので、新サーブレシーブがうまくいけばいいですね。

カナダ(7月6,7日、ホーム)

カナダとの対戦は2006年の世界選手権で快勝したことが記憶に新しい。あの時は千葉選手がうまくバランスをとり、ミドルをうまく使った朝長選手、それをほとんど決めた斎藤選手、サーブにアタックに活躍した山本選手と、あーもう7年前なんだなぁという面子が活躍したすごくいい試合だった。
カナダもあのときにはブリンクマンさんがいて、ダーデンがいてコスキーがいて、ってなつかしいなぁ。監督は当時と変わらないグレン・ホーグ。各国のクラブチームを渡り歩く名将だ。あの時若手だったウィンタースもすっかり主力。今年は中国でプレーしているのでアジアの特性を掴んでるだろう。なんといってもあのときと違うのは、ギャビン・シュミットの存在。今や世界のTOP10オポジットになったといっても過言ではない。彼をなんとかしないことには日本に勝機はない。トルコでプレーするダフ、ペリンをはじめほとんどがヨーロッパでプレイしているカナダは7年前より確実にレベルを上げている。
カナダといえばグラットンなんだけど、サムエルボの話と同じでこのカナダ戦を大阪でやるというのもなんとも不思議な巡り合わせ。