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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

合成新監督とグスタフソンの話



新監督就任のお知らせ | 豊田合成トレフェルサ
アンデッシュ・クリスティアンソン氏が豊田合成の監督に就任した。
なかなかの大物である。


クリスティアンソンは、たしかここ数年はスウェーデンでビーチバレーの指導をしていたので、隠居したものだと思っていたが、なるほどそうきましたか。クリスティアンソンといえば、いまやドイツ監督のヘイネン、サイル、ウルナウトの長兄を擁して、ヨーロッパで2番になったマザイク*1も捨てがたいがなんといっても1989年、ストックホルムでのヨーロッパ選手権の準優勝だ。


当然ながら、当時のヨーロッパは圧倒的にソ連の一強状態。
ヨーロッパ選手権は9連覇中だった。実に20年間、ヨーロッパの覇権を手放さなかったわけだ。そんなソ連を準決勝で下したのが地元開催でもあったスウェーデンだ。残念ながらこの後の決勝では、後に黄金時代を迎えるイタリアに敗れるもののこの準決勝スウェーデン-ソ連は今でも歴史的な試合として記憶されている。


このときのスウェーデンのエース、ベングト・グスタフソンは私の好きなバレーボール選手のなかでベスト3には入る。グスタフソンより「エース」っぽい選手ってのはあんまり多くはないだろう。



5セット目中盤からの通し。こちらには監督の若かりし日の姿が。
http://www.youtube.com/watch?v=p-e-TWiJi1o
通しを見たらわかるけど、ほんとにこの試合は大熱戦。
地元の意地と9連覇のプライドと。


スウェーデン(黄+青)の11番の選手がグスタフソンだ。
もう、カッコいいんですわ。なんでもできる重心の高さ、そこから繰り出すテクニック、バックレフトにラリー中2本連続であがる圧倒的信頼感、熱いハート。たまりません。
一目見た瞬間に好きになった。80年代、カーチ・キライ、ローラン・ティリとならんで3大名選手といってもいいのかもね。いいすぎかもしれないけど。


なにはともあれ、新監督が豊田合成でも、グスタフソンみたいな選手を育ててくれたと思う。

*1:たぶん合成にいた花野選手がマザイクにいたってのは無関係ではないと思うよ。