Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

21点制の足音が確実に近付いている件



以前、ヨーロッパリーグでテストされた21点制についての記事を書きました。
21点制はなんだか気持ち悪い件 - Stay Foolish
どうやら、流れ的には導入に向かう状況になってきています。


状況的にはかなりヤバイといえるかもしれません。
先日、ブラジル・スーパーリーガの委員会で、2013/14シーズンのスーパーリーガは21点制で行われることが決定しました。
SUPERLIGA 13/14: Competição terá sets de 21 pontos
ヨーロッパリーグの時は12点でのテクニカル1回でしたが、ブラジルでは7点と14点の2回でいくようです。


やはり気にかかるのがブラジルがFIVBアリー・グラッサ会長のお膝元であるという点。
まずは自国リーグでテストして、その結果を見て一気に正式ルールにも導入というシナリオが見え隠れしているようにも思います。
完全に推測ですが、オーバーハンドのレセプションルールも延期させられたことから、存在感を示そうと躍起になっているという可能性も捨て切れません。


実際にプレーすることになるブラジル諸兄は賛否両論と言ったところ。
ブルーノは「単に慣れの問題でしょ。点数が短くなることは初期は不慣れだろうけど、すぐ慣れるよ。よりバレーが売れるコンテンツになると思うよ。それに関しては大歓迎だ。」とコメント。
ヴィソットは「なんとも言えない。この変更がいかに重要なものかは理解できるけどね。目標はテレビ中継に多くの魅力をもたらすことだろう。まぁ、時間がたてば落ち着くところに落ち着くだろう。」
ダンテは「ゲームがより短く、アグレッシブになるので面白いと思う。ゲームがより濃いものになるんじゃないかな」と賛成の意見。お前、基本的には関係ないだろってのはあるけど(笑)
以前21点制のテストを行ったパウリスタ選手権(サマーリーグみたいなもん)でプレーした2m17cmのレナンは「パウリスタは21点だった。非常に流れが早かった。4点縮まっただけとは思えないくらい。一回だけだったけど、なんというか奇妙な感じだった。慣れの問題かもしれないけど」
選手のコメントは以下の記事より引用しました。

Superliga com 21 pontos: seleção se divide sobre mudança feita pela CBV | globoesporte.com


とりあえずは半年続くリーグで、21点制の真価が問われることになると思います。その結果やはり正式ルールになるのかって審判が下されるでしょう。
正直、このペースで行ったらグラチャンはテストと称して21点制で行われる予感がぷんぷんしてます。
今までも数々の新ルールがグラチャンでテストされてきたという歴史が頭をよぎります。