Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

Imagine



頭の良い選手が好きだ。
ここでいう頭の良さ、バレーボールでいう頭の良さは想像力の豊かさ、深さ、そしてそのスピードである。
想像力の優れた選手は、自分を客観的に見ることができる。相手がされると嫌なことを瞬時にできる。
自分を客観視できないプレーヤーは出来もしないことをやろうとして失敗するし、自分の持ち味がわからないからプレーの安定性を欠くし、何度も同じミスをする。
相手の嫌がることが想像できないから、自分のしたいプレーしかしないし、相手が何をしてきてもその場その場で対応するだけ。
そんなんでもスゴイ選手はいるんだけどね。
想像力がゼロの選手はいない。しかし、自分の都合のいいことだけしか想像できない選手が多い。
きっとうまくいく。ミスしたのは時の運(相当高いレベルではあるにはあるけど)。
そんな無鉄砲な選手も嫌いではないんだけど。


想像力がないことには成長できない。夢想ではなく、自分で明確にイメージできることは絶対にできるようになる。
自分になにが足りないかは誰に指摘されても、最終的には自分で気付くことでしかわからないのだ。
その気付きを助けるのが指導者であり、周りの選手なのだろう。


残念ながら、想像力は優れていてもプレーで表現できない選手もいる。
マイナス思考が強すぎて、慎重ではなく臆病になってしまう選手やゲームという速い展開の中では、自分を客観視できない選手も多い。


エラそうなことを言うが、プレーヤーは想像してみよう。
自分のチームの選手が、他のチームの選手が、ファンが、自分をどういう存在だと思っているか。そしたら、立ち振る舞いが変わってくる。
想像してみよう、自分が今どんな選手で、将来どんな選手になれるのか。そしたらやるべきことがわかるはず。
想像してみよう、相手がされたら嫌なこと、味方がされたら助かること、嬉しいこと。


想像力の優れた選手が多いチームほど、きっと強い。