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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

昔のバレーボールを見てみよう(1999ワールドカップ・日本対アルゼンチン)




加藤陽一引退ということでね、ちょっとこういう記事でも。
ホントはトレビソのときの試合なんかが良かったんだけど、見つからなかったので。
1999年ワールドカップのアルゼンチン戦を。


1999年ってことはもう15年前。今の全日本最年少の石川君にいたっては4歳の誕生日のちょっと前…。
おそろしやー。CMも懐かしいのでなかなかおもしろい。NECのシンプレム欲しかったなー。


1999年のワールドカップはラリーポイントが適用された最初の世界三大大会という、バレーボールのある種ターニングポイントになった大会。


でははじめに順番は前後するが、試合終了後の対戦相手アルゼンチン主将のコメントを見てみよう。

・ミリンコビック主将
ラリーポイントで勝つために大事な、アタックとサーブで集中力を持続させることができなかった。加藤について、日本では名前の後に「さん」をつけるらしいが、私たちの国の場合、「さん」をつけると「聖人」の意味になり、今日の加藤はまさに「聖加藤」だった(ジョークのつもりらしい)。
https://web.archive.org/web/20001014120632/http://www.fujitv.co.jp/jp/vabo/1120a/senshu.html

Saintってことだろう。
そのくらい加藤選手がすごかったということ。


カウントしてないんだけど、おそらく加藤選手は30点くらい得点してるんじゃなかろうか。スタッツも見つからないので推測だけど。


スタメンは以下。


この試合全体、どちらのチームにも言えることなのだが、いかんせんサーブのレベルが低い。
たいていチャンスサーブで、攻めたらたいていミスになってしまう。


やはりラリーポイント制になったばかりという点が大きく、ミス即1点を恐れるがあまりこのようなことになっている。
オフェンスもやはり弱いサーブを前提としており、時間差などを多用しているが、少しでもレシーブが崩れるとオフェンスが機能していない。崩れたときにどうするかという意識が希薄で、現在のトップレベルでは当たり前のリバウンドや、いやらしいとこに返してラリーをうまく展開していく、というプレーはほとんど見ることはできない。


まぁ、そういうところを差し引いてもなかなかエキサイティングな試合だと思う。ヨッチのブロックとか熱すぎるわー。


この試合、日本はミドルをCクイックに入れて、ミドルをくぎ付けにして加藤をたいていミリンコビックとの1枚勝負にすることができており、うまくいかすことができていた。

また加藤後衛時もパイプを多用し、相手のライト側の意識を引き付け、竹内の得意なストレート側を大きく開けることができている。

パイプ自体もよく決めていたんだけど。


またディフェンスは当時にしてはたぶん珍しく、バックセンターのポジションをかなり高めにとり、アルゼンチンのクイック攻撃をかなりひっかけることができていた。局面に応じては全体的にラインを上げていて、かなり合理的なディフェンスをしていたように思う。


アルゼンチンはどうも攻撃のコンセプトが見えてこないし、困ったらミリンコビックだし、どうも準備不足が否めないんだけど。


もうホント、このころの加藤陽一にはしびれたなー。