Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

3人制っておもしろそうじゃない?




バレーボールは考案当初、今よりもっと多い人数で行われていた。当初は特に人数制限はなかったようだ。
アジアでも、バレーボールが伝来したころには16人制で行っていたが、それが9人制となり、最終的には国際ルールの6人制に落ち着いた。
なんか適当な人数にも思えるが、たぶんどの人数も「きれいな隊列を組める」という共通点がある。
16人制は4×4、9人制は3×3、6人制は3×2。
排球の排は中国語で「列」を意味し、それが排球の語源でもある。
この辺はしっかりとした文献があると思う。間違ってたらごめんなさい。


今日テーマに挙げる3人制は、そういう意味では狭義でいえば、排球ではないのかもしれない。

Finale 3/3 Homme 2009 de Volleyball à Annecy ...

これはフランスの避暑地アヌシーという街で毎年開かれる3人制のバレーボール大会の決勝。
例年、男女合わせて400チームが参加する結構規模の大きい大会だ。


この3人制の動画を初めて見たとき、素直におもしろいと思った。
もちろんビーチバレーに近い感じなんだけど、よりシステマチックなところが個人的には気に入った。
ビーチバレーも当然システマチックなんだけど、やっぱり個人の判断というところがより強調される。
それはそれで魅力であるんだけど、3人制だとチームごとの違いがビーチバレー以上にいろいろ出てくるところが楽しい。


2枚でブロックに行く場合もあるし、1枚の場合もある。1枚で飛んでも、後衛がライン、クロス両方に入る場合もあれば、クロス側に2枚入る場合もある。
なんていうか、ビーチバレーのおもしろいところと、6人制のおもしろいところがすごくミックスされているという感じ。


攻撃でも両サイドから攻める場合もあるし、クイックに入る場合もある。
ただどうしても、セッターを含めると攻撃側に枚数的な優位があるので、攻撃が決まりやすいってのはあんまりおもしろくない。
なんといっても動画は所詮は草バレーのレベルであるし、戦術的な伸び白というのはいくらでもあるだろう。
同じ大会で女子の試合の動画もあるので、その違いを見るのもなかなか興味深い。


Finale 3/3 femme 2009 de Volleyball à Annecy - YouTube


これビーチでやっても面白いとおもうんだよな。どうしてもビーチって人数増やすといっても4人制になってしまう。多分、無意識に2×2の隊列を作ってしまうんだろうと思う。
あえて、奇数でやってみるというのも趣があるというものだろう。