Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ジバにさよならを



2014年8月1日。ジバがブラジルの有名なニュース番組「ジャーナルナシオナル」で引退を発表した。
Jornal Nacional - Giba, um dos maiores jogadores de vôlei de todos os tempos, decide parar

photo by FIVB

80年代を代表する選手をカーチ・キライ、90年代を代表する選手をロレンツォ・ベルナルディとするならば、2000年代を代表する選手がジバであることに異論を唱える者はいないだろう。もしいるんだったら俺んとこへ来い。2001年から2010年までの間に五輪を1回勝ち、世界選手権を3回勝ち、ワールドカップを2回勝った。グラチャン、ワールドリーグも含めれば、15回世界一になった。


Top 10 best actions by Giba - YouTube

そのアタックやサーブのキレ、クイックネス、守備の安定感もさることながら、やっぱり彼がスゴイのは勝利への執着心、そして勝者のメンタリティである。
なんだよ、結局メンタルかよと、そう安直にとらえないでいただきたい。
彼ほど大事な局面で点を取れる選手を私は知らない。彼ほど勝つことを疑っていない選手を私は知らない。
どんなに厳しい場面でも、その目はギラギラと輝き、さも当たりまえのようにゲームをひっくり返したことは一度や二度ではない。
抽象的な話になってしまうが、ダンテのほうが全体のスキルとしては優れていただろう。しかし、バレーボール選手としてはジバが何段も格が上なのだ。


ジバは幼少期、白血病を患っていたりと、まさに「挑戦」の人生を過ごしてきた。
彼は最後のインタビューで「やり残したことはない」と語り、選手生命を終えた。
私は信じている。彼がキライやベルナルディのように優れた監督として、私たちの前にまた現れることを。
さよなら、選手のジバ。
そのプレーをリアルタイムで見られたことを本当にうれしく思う。