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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

イタリアの帳票の読み方



石川君が2戦連続のスタメン、しかもまた10点以上、アタック決定率50%以上、エースも2本の活躍ということでね。
なかなか喜ばしいことだと思います。


そんな石川君の活躍が常に動画で見られるわけではないので、イタリアのリーグサイトで見られるスタッツ、いわゆる個人成績のわかる帳票の見方を解説していきたいと思います。このイタリアのリーグサイトは英語で見ることもできるのですが、どうせですからイタリア語でも読めるようにね、解説していきます。


かなり初歩的なお話からしていくので、最初のほうは読み飛ばしていただいても大丈夫だと思います。

どのサイトで見れるの?

まずはリーグサイトへのアクセス方法。

Legavolley - Home Page

上記URLをブックマークに登録していただいてもよろしいですし、私も実は登録していないので、毎回検索エンジンで「lega volley」や「lega pallavolo」と検索しています。この検索ワードならイタリアスーパーリーガのサイトが毎回一番上に来ると思います。


サイトにアクセスしたら、タイトルすぐ下のメニューバーから見たい項目を選択します。
このメニューをざっと解説すると、
CAMPIONATO=結果・順位
CALENDARIO=日程
SQUANDRE=チーム
STORIA=歴史(選手やチームのデータベース)
STATISTICHE=統計

てなところです。大体使うのはこのメニューですし、なんとなく意味は分かりますよね。
そもそもタイトル横にあるイギリスの国旗をクリックすれば、英語のメニューになるので、必要はないんですけど。

見たい試合を選ぶ

でこのメニューの中からCAMPIONATOをクリックして、サブメニューから「Risultati Regular Season e Playoff」を選択すると、直近の節の試合結果が現れます。右側は順位表ですね。


で、そして帳票を見た試合の結果をクリックします。

灰色になっているところですね。


すると、試合の帳票が現れます。上部には点数や観客の人数や審判、ビデオチェックの担当者などもわかります。

帳票の見方

というわけで、さっそく本題に入っていきたいと思います。
昨日の試合のモデナ-ミラノの試合のモデナの帳票から石川君のデータだけ抜き出した画像を用意しました。
この帳票自体には以下のURLからアクセスできます。
http://www.legavolley.it/TabellinoGara.asp?IdGara=27284


まずは左半分の解説から。

名前の横の「Voto」は評価点を表します。サッカーでもよくあるやつですね。
ただこの数字は誰かの主観評価ではなくデータからの自動的な評価なので、あんまりあてにならない数字なので、そこまで気にしなくてもいいところです。


その次はセットごとにどの位置でスタートしたかを示します。
1だったらバックライト、2はフロントライト、3はフロントセンター、4はフロントレフト、5はバックレフト、6はバックセンターの位置でスタートしたことを示します。どちらのサーブで始まるかによって変わるのですが、基本的にはサーブ順を示している、と考えておけば大丈夫でしょう。


この試合、石川君は1、3セットはバックライトから、1セット目はバックセンターからスタートしたことを示しています。


その右、「PUNTI」は得点を表します。
まず一番左「Tot」は試合の総得点、この試合、石川君は11点とりました。
真ん中「BP」はブレイクポイント。自チームにサーブ権があるときの得点数を示します。ブレイクしない限りは勝てないスポーツなわけですから重要な数字です。サービスエースもここに含まれるわけですね。石川君はチーム最多の8点とっています。
その右「VP」は「Vinti-Persi」の略で「得点-失点」を表します。つまりアタックやサーブ、ブロックの得点から、失点、ミスの数を引いたものになります。なので直接点を取らないセッターやリベロはマイナスになってしまうことも少なくありません。


右半分に行ってみましょう。

まず「BATTUTA」(バットゥータ)はサーブを表します。基本的には打つ、たたくという意味ですかね。
左から打数、ミスの数、サービスエースを示します。
石川君は2本エース、2本ミス。素晴らしい!!


次は「RICEZIONE」。サーブレシーブの事ですね。レセプションと同じ意味です。
左から受け数、ミス、成功率、完璧率を示します。完璧率って言っちゃうのもいまいちしっくりきませんが、まぁ、セッターがほとんど動かず、高さも一定以上あり、すべてのスパイカーが選択できるパスって感じですかね。
成功率がよっぽど低くなければ、現代バレーボールでは特に問題はないですね。


その右は「ATTACCO」。文字通りアタックです。
左から打数、ミス、被ブロック、決定、決定率を表します。
石川君は14本打って9本決めましたが、ミス、被ブロックがそれぞれ2本ずつ。
決定率は素晴らしいですが、失点の数を減らせればもっと良いですね。


最後、一番右が「MURO」。直訳では「壁」、ブロックですね。
ブロック決定の本数を表します。この日、石川君はブロックはありませんでした。



ざっと解説してきましたが、わからないところがあれば、遠慮なくご連絡ください。
このデータバレーというソフトを使用して作られた帳票は広く普及しており、CEVチャンピオンズリーグもこのスタイルですし、ほとんどの欧州各国のリーグはこの帳票を公開しています。
つまりイタリアのというよりは、この帳票の読み方がわかれば、他の国の帳票も読むことができます。


FIVBの使用しているVISよりはこちらのほうが情報量が豊富です。
もちろん試合のすべてを推し量ることはできませんが、試合のおおよそは推測することができます。
ぜひ毎月曜日になったら、このやり方で石川君の成績を確認してみてください。


そして、石川君をきっかけに海外のバレーボールにもっと興味を持っていただいたらうれしいです。