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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

14/15CEVチャンピオンズリーグ・ファイナル4プレビュー




photo by CEV
今日と明日、欧州一のクラブチームを決める欧州チャンピオンズリーグ・ファイナル4がドイツのベルリンで開催される。
そのお祭り感も鑑みると、ヨーロッパバレーのスーパーボウル的なイベント(もちろん規模感は全然違う)ともいえ、欧州のクラブシーンが最も盛り上がる週末といえよう。
チャンピオンズリーグはサッカー同様、昨季各国のリーグで成績上位のチームのみが出場できる欧州のカップ戦。


www.laola1.tv

今日、準決勝が行われ、明日は決勝。もちろんlaolaで生+オンデマンドで後からでも見られる。ラオラのサイトでは、過去の映像やハイライト、各チームの注目選手の動画も見られるので、ぜひ参照願いたい。

  • 準決勝:第1試合 日本時間29日1:00(土曜日25時) 第2試合:日本時間29日4:00(土曜日28時)

明日からはサマータイムが始まるので要注意。計算間違ってたら申し訳ない。

  • 3位決定戦 日本時間29日20:00 決勝 日本時間29日22:45

サマータイムの影響も相まって、決勝はさほど夜更かししなくてもリアルタイムで見れそうである。

ゼニト・カザン(ロシア)-ベルリン・リサイクリング・バレー(ドイツ)


準決勝1試合目はロシア、ゼニト・カザンと地元ベルリンの試合。
プライベートジェットも持っており、財力でいえばおそらく世界一であろうゼニトは、圧倒的な選手層を誇り目下優勝候補ナンバーワン。レオン(キューバ)、アンダーソン(アメリカ)、シボジェレス、スピリドノフの充実のサイド陣、ヴォルコフは間に合わなかったもののロシア代表のアパリコフ、アシェフのミドルをそろえ、紆余曲折はあったものの今や盤石のミハイロフ-マルーフ(イラン)のライト対角、そしてブルガリアのリベロ、サルパロフとまさにドリームチーム。


対するベルリンはアメリカのショウジ兄弟、タウジンスキー、オーストラリアのキャロル、オランダのボンティエ、ドイツのクロムらをそろえるものの、カザンとの戦力差を考えれば、はっきり言って1セットとれれば御の字。
とはいえ、そうも簡単にはいかないのがバレーボールのおもしろいところ。以前、書いたベルリンのバレーボール人気は健在でホールはおそらく満員。ベルリンのファンが力になることだろう。


そして、何より個人的にベルリンを応援したいのが、ベルリンの監督マーク・レベデフが私のもっとも尊敬するブロガーだからだ。何回か紹介しているが、彼のブログ『At Home On The Court』は私が最も熱心に拝読しているブログだ。彼の知見、着眼点、理論の怜悧さ、そしてユーモアは、まさに私がブロガーとして到達したい存在に他ならない。


戦力差でも厳しく、開催枠出場のためプレイオフを経ていない分、準備も大変だったろうが、それでも彼なら一矢報いてフルセットくらいにはなってくれないだろうか、という期待も持っている。

ちょっと見どころ

ベルリン:リベロ、ショウジのオネエっぽい動き
カザン:マルーフの仙人みたいなヒゲ

アセッコ・レソヴィア・ジェシェフ-PGE・スクラ・ベウハトゥフ


ファイナル4では同じ国のチームが複数ある場合は、同じ国同士で準決勝を戦うのがルールとなっているため、もう一つの準決勝はポーランドチーム同士の対戦となる。もう何回もポーランドの決勝で顔を合わせている2チームのため、ほんの小さなプレーが勝負を分けることになるだろう。


ポーランドのチームは近年、何度となくこのファイナル4に駒を進めているが、タイトルをつかむことができていない。1978年、およそ40年前(まだこの大会がチャンピオンズカップと名乗っていたころ)に掴んだ勝利がポーランド勢の最後である。昨年は世界選手権も制し、ますます過熱しているであろうバレーボール熱の勢いで戴冠となるだろうか。おそらく会場には多くのポーランドファンも押しかけることだろうと思われる。


スクラは世界選手権MVPのヴラズウィをはじめ、ヴィニャルスキ、クウォス、ヴロナといったポーランド代表のメンバーにアクセントを加えるアルゼンチンのコンテ、ウリアルテ、圧倒的な高さのクイックを繰り出すセルビアのリシナツ、フランスのマレシャル、リベロにはドイツのティレが控える。


レソヴィアはスクラとタイトルを分け合うポーランド2強のもう一つといってもいいだろう。ジズガ、ノヴァコフスキ、イグナチャクといったポーランド世界選手権の優勝メンバーがいる。そして今年は何と言ってもセルビアのイヴォビッチが素晴らしい成長を見せている。ショップス(ドイツ)もますます安定感を増しており、ブルガリアの新星ペンチェフ、ここにもアメリカのイケメン、ホームズらもそろえる。


事前の予想では大方スクラ有利だろうといわれているが、スクラはポーランドリーグの準決勝でもたついているだけにどうなるかわからない。

ちょっと見どころ

スクラ:監督のわかりやすいけど、超スペインなまりの英語
レソヴィア:ペンチェフの童顔





ブックメーカーのオッズでもカザン1.55、スクラ4.5、レソヴィア6.0ベルリン15.0となっており、正直カザンの優勝は堅い。
少し落ち着いたら、また決勝のレビューでもやりたいと思う。
たぶん素晴らしい大会になると思う。ベルリンのマネージャーが記者会見で言った言葉が印象深い。
「今週末、最終的には『バレーボール』が勝者となるだろう」