Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2015/16欧州チャンピオンズリーグ第3週ドリームチーム



今週はトルコのロシア機撃墜事件の影響でトルコとロシアのクラブの2試合が延期。もしかしたら不戦勝になるかもしれない。
こういった国際問題でスポーツが影響を受けてしまうのはしょうがないんだろうけど、残念でならない。


それでは、今週のドリームチームを。www.youtube.com



セッター T.ズコウスキ ベルリン・リサイクリングバレー(ドイツ) クロアチア
オポジット M.ヴラズウィ PGEスクラ・ベウハトゥフ(ポーランド) ポーランド
アウトサイド K.チェブル クチーネ・ルーベ・チヴィタノーヴァ(イタリア) スロベニア
アウトサイド W.レオン ゼニト・カザン(ロシア) ポーランド(キューバ)
ミドル D.Pashytskyy アセッコ・レソヴィア・ジェシュフ(ポーランド) ウクライナ
ミドル S.ヴァンデヴォールデ ディアテック・トレンティーノ(イタリア) ベルギー
リベロ G.ヨルナ ノリコ・マザイク(ベルギー) オランダ

ズコウスキは以前、『目指せ!リカルド、グルビッチ。次世代を担うセッター5選』と記事でも紹介したセッター。
他のセッターもジズガ以外はいまいち感が…
いかんせんこのズコウスキもメインストリームからは外れてしまった感も否めないが、才能は十分。ビッグクラブへの道を目指していただきたいものだ。
ベルリン、チャンピオンズリーグでは初勝利。


オポはヴラズウィ。まぁ、世界選手権MVPですからね、今更なにも。
彼はこのクラブでプロキャリアを初めて以来、一度も移籍をしていないという珍しい選手。探せばいないことはないんだろうけど、12年も同じクラブというのはちょっとパッと出てこない。カタールに出稼ぎってことはあったけど。
ヨーロッパ五輪予選での代表復帰も噂されていたけど、先日発表されたリストの中に彼の名はなかった。まぁ、クレクいたらねぇ。


レオン。これは説明不要。ちなみに私個人の中ではすでにユアントレーナを追い越して現在世界一の選手になっている。
ゼニトについてはまた今度にしましょうかね。


チェブル(正確な発音的にはチェブリなんだろうけど)。もうなんでこんな強いチームに移籍してしまったのか残念でならない。今秋のヨーロッパ選手権スロベニア準優勝の立役者の一人ではあるが、外国人枠の関係で国内リーグではなかなか出番がない。先週は相手が弱いからあったけど。チヴィタノーヴァでなければどこでもスタメン張れただろうに、とちょっともったいない気分。


このウクライナ人ミドルをなんとカタカナ表記するべきかずっと悩んでいるPashytskyy。なに母音が一つしか入ってないんだよ。なにyが二つも並んでるんだよ。パシツキィ、パシイツキー、もうわかんね。実況聞いてもよくわからんし。
なんにしてもブロック9本で試合のトップスコアラーは大したもの。
ノバコフスキがいなくて大丈夫かなと不安であったが、十二分の働きである。


ウクライナもいい選手いっぱい出るんだよね。ムセルスキーもウクライナ生まれだし、グラディールもいるし、ロシア国籍でもコサレフもポルタフスキーもウクライナ出身。古くはパンチェンコ、クズネツォフ、ソロコレート、モリボガなんかもウクライナ生まれである。


まさかのベルギー人ミドル3週連続チーム入り。さすがに翌週は無理があるだろう。いやいや、まだレイメーカースとかいるからなぁ。
10/11で決定率91%、5ブロックと大活躍のヴァンデヴォールデ。こちらもチームのトップスコアラーになっている。


今週はチヴィタノーヴァのポドラスチャニンも含めて、3人が試合のベストスコアラーになっている。まぁ、レベル差のある対戦が多かったとはいえ、ミドルも点とってなんぼという時代が来ているんだろうと思う。


リベロはオランダのヨルナ。196cmあるんだよなぁ。うらやましい、リベロのくせに。
失礼。ノリコ・マザイクは花野選手が行っていたし、クリスティアンセンも指揮を執っていたのでそこそこ日本でも知られているクラブであろう。ちなみにチーム名のノリコというのはのりこさんという日本名のことではなく、そういうスポンサー企業。ノリコがスポンサードをはじめて30年がたつ。一つの企業が一つのチームのメインスポンサーをこれだけ続けるというのはヨーロッパではまず類を見ない。
で、チームからお金をもらって働いている人間は数人しかいなくて(もちろん選手コーチスタッフは別)、ほとんどがボランティアの手によって運営されている(らしい)というなかなか面白い運営形態を持つクラブである。