Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

09/10ニューカマーベスト6



新人というよりは今年芽吹いた新しいタレント(才能)という意味でニューカマーとさせていただいた。

セッター 今村駿

酒井さんだってかなり嬉しい誤算なはずである。彼が出始めた最初の数試合は実際に見たが、何というのだろう、トス選択に矛盾がないという印象を受けた。きわめて「シンプル」にという意志を持って上げているように思えた。果たしてそれがいつまで続けられるか。優勝したら、全日本入っちゃうかも知れない。

サイド 長江晃生

ニューカマーに上げるのにはちーっとばかしためらわれたが、まぁいいだろう。成長と呼ぶべきか変化と呼ぶべきか迷うところだが、確実にVで屈指のアウトサイドスパイカーになった。もともと試合前の練習で打つスパイクのキレは非常に目を見張るものがあったのだが、試合になるとすぐふかしてしまい、ゲームを壊す常習犯であった。しかしながら、今シーズンは我慢強くプレーを続けている。サーブレシーブでもトップ20に入っていることも非常に評価に値する。

サイド(オポ) 鎌田智勝

終盤はメンバーが固まった感のあるFC東京だが、固まっていない時期でもこの選手だけは不動のポジションをつかんでいた。その才能は高校時代から折り紙付きだったが、プレミアというポジションでこの選手をみることが出来ているのはうれしい限りだ。ただチームの主砲としてではなく、機関銃としての働きをしてこそこの選手は輝いてくるはずである。果たして来年もプレミアの舞台で見る事ができるか。

サイド 柴小屋康行

オポではなくサイドでここまで出来るとは思っていなかった。そういう意味ではこの選手のポテンシャルを見誤っていた。まだまだサーブレシーブを崩されて試合から追い出されるということも見られるが、せめて福澤選手レベルのパスが出来るようになったら相手チームにとって非常に驚異である。この選手は高い打点からストレートにしっかり打てるところが素晴らしい。この点では福澤選手以上である。

ミドル 横田一義

松本、伊藤というレギュラーの負傷ですっぽり空いたセンターラインをしっかり支えた。ブロックではそこまでインパクトはないものの、今村の強気なトスワークもあって、サイドアウトでは軸級の活躍。これから本物になっていくには、やはりブロック力の向上が不可欠。

ミドル 中島悠樹

一目見たときはちょっとウェイトオーバーかなーと思ったが動く、動く。 おそらく3桁は行ってるだろう体重でブロックにスパイクに大車輪の活躍。長江選手の対角が定まらないながらもサイドアウトで苦労しなかったのはこの選手のおかげ。もうちょっと絞ったらどうなるのか・・・