Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

背番号



バレーボールにはサッカーや高校野球と違って背番号の持つ意味というのはほとんどない。
サッカーなら1番はキーパーだし(アルディレスなど例外はあるが)、10番はエースで、9番はストライカーだ。
高校野球なら基本的にはポジションごとに番号を決める。1番はピッチャーだし、9番はライトだ。

バレーボールはポジションによって背番号を使い分けることは一般論としてはまずない。
ただバレーボールを学生時代にやっていた人なら自分のチームの番号の付け方でイメージが固まっている場合もあるかもしれない。エースには1番をつけるチーム、セッターは6番をつけるチームなどなど。

主に歴史の古い1部の大学の場合は学年順に背番号を決めている。だからキャプテンはいつも1番で、1年生は大きい番号だ。同じ学年の中の背番号のつけ方にはパターンがあって、大体の大学は身長順である。学年順→身長順で背番号が決まる。ただ筑波大は名前の50音順。そして日体大は生年月日順。なのでたまにこの2チームは学年の境目がわからなくなることがある(笑)。あれあいつ何年だっけみたいな。ほかにもまだこういう特例ありましたっけ?
全日本も植田政権の初期は年齢順で背番号をつけていたように思う。だから若手であった石島選手は16番だし、越川選手は17番だったのが今定着して、あいているところに違う選手が入るようになった。途中から入った朝長選手が18番というのもまた趣きがある。
そして荻野さんはやっぱり8番だったが。あと津曲さんも別枠だったかな。

名プレーヤーの存在によって背番号のイメージがその選手のイメージと重なる場合もある。クライフの14番のように。
だからたぶん人によって、背番号の持つイメージというのは違うのではないだろうか。その人が思い入れのあるプレーヤーの背番号は特別なものになっているはずだ。
バルセロナ世代が好きならエースといえばやっぱり3番だろうし、うまい人は11番だし、とにかく大きい人は14番のイメージがあるはずだ。ロス、ソウルのアメリカチームが好きな人ならエースといえば15番だろうし、シドニー以降のブラジルチームが好きならやっぱりエースは7番だし、セッターは17番だ。

そういえば、高校の時のバレー部の先輩に双子がいて、背番号が6と9でたまに真剣に間違うってことがあったなー。