Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

世界のスター候補



新しい春高が終わり、日本にも次々と綺羅星が登場しているが、当然、海外にも次世代のスター候補が大勢いる。
既に93年生まれのレオン君が、トップスターの仲間入りしているのだが、あれはさすがにモノが違いすぎる。日本なら先日の春高を戦う歳で世界の決勝を戦ったのだから。さすがにあの歳でトップレベルで活躍するのは他に類を見ない。
というわけで、今回は日本なら4月から大学4年生になる89年生まれ以降の世界のスター候補を紹介する。
フランスのヌガペット、ロシアのミハイロフ、アルゼンチンのコンテ、ブルガリアのソコロフあたりもこのカテゴリに入ってくるわけだが、ある程度有名になっている選手は割愛させていただく。

オリバー・ヴェンノ(Oliver Venno)1990/5/23


人口134万人というエストニアという小国の生まれだが、今季よりドイツのトップクラブ、フリードリッヒシュハーフェンで活躍している。
209cmの大型オポジットであるが、ユース時代はビーチバレーでヨーロッパで1位をとるなど好成績をおさめているだけあって、なかなか器用な選手。国際舞台で彼を見るということは難しいかもしれない。彼が本気でメダルを目指したいというのであれば、ビーチに転向してしまうという可能性もあり得るだろう。

アレクサンダー・アタナシエビッチ(Aleksandar Atanasijevic)1991/9/4

http://www.fivb.org/en/technical/youth/men/2009/Video/Serbia%20C%20I%20Diagplayer%20high.wmv:movie=quicktime
セルビアにおいて、ミリュコビッチをも越えるのではないかと言われている逸材。
一昨年の世界ユースにおいても優勝に貢献した。当然今年のジュニアにも出てくるであろう。
すでにセルビアでは88年生まれの左利き、スタロビッチが代表でも活躍しているので、彼を越えることがまずは目標となるだろう。

ギヨーム・ケスケ(Guillaume Quesque)1989/4/29

http://www.youtube.com/watch?v=GCPcqKtBGkY(白チーム6番)
NOBYさんのブログでもう4年前に紹介された選手。
紹介された時点よりは若干伸び悩みが見て取れるが、フランスもアンティガももういい年だけに、大型サイドの登場が待たれる。
ヌガペットはたぶん選手として大成しなそうな気がします。

ニコラス・ウリアルテ(Nicolas Uriarte )1990/3/21


若干二十歳だが、既にセリエAはローマでレギュラーセッターを務める。動画はアルゼンチン人らしく足を使ったナイスプレーだが、手を使ったプレーもなかなかのもの。世界選手権でもメンバー入りを果たした。父のジョン・ウリアルテはアルゼンチンの名選手(ミドル)でオーストラリア、アルゼンチンの代表監督も務めた。コンテを先頭にアルゼンチンは本当に次世代の星が多くて、カステラーニの息子、イヴァンや17歳になる現代表キロガの弟、ゴンザロ・キロガも有望。

Denis Kaliberda (デニス・カリベルダ)24/06/1990

http://www.laola1.tv/en/int/cev-cl-men-full-match/video/107-1350-40896.html(赤チーム3番)
すでにドイツ代表として世界選手権にも出場している。ドイツは近年パンペル、ショップス、グロゼルと国際級のオポジットは多く産み出しているが、アウトサイドは若干コマ不足。アンドラーエももうベテランの域。この選手が成長してくるようだと、ドイツも欧州選手権を獲れるレベルになってくるのではないか。

Teodor Todorov(テオドル・トドロフ)1989/9/1


近いうちにキューバのシモンに対抗出来る唯一の選手に成るかもしれない。210cmでジャンプも高く、375cmにも届くと言われている。
動画のクイックも本当に高い。
元三好のマイヨのチームメイトである。

Mitar Djuric(ミッタール・ジュリッチ)1989/4/25

http://www.laola1.tv/en/int/cev-cl-men-full-match/video/107-1350-38078.html(赤チーム12番)
昨季、ギリシャリーグを制したチームではミドルを務めていたが、ミリュコビッチの放出に伴ってオポジットにコンバート。その影響もあってか、今季出遅れた感もあるが、フィットしてきたのか、徐々に順位を上げつつある。ヨーロッパ選手権にも出られないギリシャだが、この選手が本格化してくると、ギリシャもまた国際舞台に戻ってこられるかも知れない。まだまだだが最終的に世界のトップ10オポジットに入るポテンシャルは持っているように思う。