Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

リベロにまつわるエトセトラ2011



どうやら大変な思い違いをしていたようである。この場を借りて、お詫びしたい。
以前、リベロの交代自由制について、「リベロ交代自由制が流行らないであろうワケ」というエントリーを書いたが、FIVBのルールブックを読み込んでみると、大きな思い違いであることがわかった。


つまりは、僕が思っていた以上にリベロ交代の自由度が高く、非常に戦術の幅が広がりえるものだということ。前のエントリーの中で、僕は「結局はリベロの交代をするのにはワンラリー挟まなければならないので、リベロが交代自由になってもはやらない」と書いたが、そもそも本当に自由だったのだ。


要するにリベロ同士の交代が自由に出来るようになった。
たとえば

1番→リベロA
リベロA→リベロB
リベロB→1番

という交代が審判の許可なく行えるということらしい。
ただ、高校のように

1番→リベロA
リベロA→1番、2番→リベロB

のようなコート上の2人が入れ替わるような交代は出来ない。


このルールによって、一芸秀でたリベロの活躍機会が大きく増えることになる。単に僕が解釈を間違えていただけなのだが・・・
前回述べたように、フローターサーブとドライブサーブでリベロを使い分けることも可能になるし、ディグ専門、レセプション専門という使い方も、もしかしたらあるかもしれない。あまりないだろうが、セッターにピンチサーバーを出して、セッター的に使うということもありだろう。オーバーハンドパスはできないが。


で、これは日本では23年度からの適用となるので、すでに開催されている各地大学リーグでは見られていることと思う。関東でおこなわれていれば、すぐに気づいたと思うのだが、僕的に初見は黒鷲旗となりそうだ。それこそ順大がどんなことをしてくるか、Vチームがどんなリベロの使い方をしてくるかに注目である。
ただ日本では14人登録というローカルルールがあるので、これをするチームはそこそこあるだろうが、いずれまた国際ルールに則り12人に戻った時には、普通のプレーヤーを10人にしてまで、リベロを2人登録するチームはそんなに多くないと思う。