2011欧州選手権展望
オーストリア、チェコの共催となる2011の欧州選手権、通称ユーロが10日から始まる。
サッカー同様、非常に大きな盛り上がりを見せる大会である。この大会の1位、2位が今秋のワールドカップへの出場を決める。
前回、主力のいないポーランド、前々回はスペインと、ここ2大会は波乱が続いているだけに、今年はどのような結果となろうか。
組み分けは以下の通り。各プールの1位は準々決勝に進出。2位と3位は他のプールの2位3位とプレーオフマッチを戦い、準々決勝進出チームを決定する。
Pool A | オーストリア | セルビア | スロベニア | トルコ |
---|---|---|---|---|
Pool B | チェコ | ロシア | ポルトガル | エストニア |
Pool C | イタリア | フランス | フィンランド | ベルギー |
Pool D | ポーランド | ブルガリア | スロバキア | ドイツ |
順当にいけば、PoolAはセルビアが1位上がり、スロベニアとオーストリアがプレーオフに進出。Bはロシアが本命、チェコとポルトガルもエストニアとは力の差がある。Cはフランスの仕上がり次第だが、イタリアの可能性のほうが高いだろう。ベルギーがどこまでフィンランドに肉薄できるか。Dはブルガリアの公算が高い。ポーランドはバルトマンの離脱があまりに大きな痛手だろう。ドイツが2位に食い込むか。このプールが一番拮抗しているといえるだろう。
これにさらにスペインも出てない、オランダも出てない、ギリシャも出てないのだから、ヨーロッパも末恐ろしい。
◎本命 ロシア
スピリドノフの離脱といった不安材料はあるものの、やはり頭一つ出ている感のあるロシア。今年に入り、勝ちきれなさもなくなり、ふつうにやれば優勝は間違いないだろう。
オッズでいえば、1.4倍くらいにはあると思う。
○対抗 ブルガリア
ロシア以下は3,4チームが団子状態ともいえるが、ブルガリアを推してみる。トドロフ、ソコロフあたりの若手にも大分目途が立ってきたし、事前の親善試合の成績も結構いい。カジスキーの対角がしっかり仕事ができれば、面白い結果になるだろう。
▲ イタリア
マストランジェロ、パローディの復帰は好材料。展開次第では、優勝もあり得るか。
△ セルビア、ドイツ、チェコ
セルビアは復帰したミリュコビッチのコンディションがどうか。ここで世代交代をするようならそれはそれで面白い。ドイツもワールドリーグではいなかったグロゼル、アンドラーエが復帰。ただセッター次第というところである。地元開催のチェコも注目であるが、いかんせんインパクトには欠ける。
ちなみにスポーツ賭けサイトbwinによる優勝予想オッズは以下となる。
Russia | 1.60 |
---|---|
Italy | 7.00 |
Serbia | 7.00 |
Poland | 8.00 |
Bulgaria | 10.00 |
France | 23.00 |
Germany | 23.00 |
Czech Republic | 23.00 |
Finland | 51.00 |
Portugal | 51.00 |
Slovenia | 51.00 |
Slovakia | 101.00 |
Belgium | 101.00 |
Turkey | 201.00 |
Estonia | 501.00 |
Austria | 501.00 |