Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

各地のローカルバレーボールを追え



僕は田舎のそれほど大きくはない町の生まれ・・・いや、見栄張りました。最寄り駅まで車で40分もかかるド田舎の生まれなのですが、久しぶりに帰ってみると、食べたこともない料理が伝統料理として、B級グルメとして町内では結構有名になっている有り様。最近ではどこの田舎も若者の多くが都会に行ってしまい、町おこし、村おこしには苦心しているのではないでしょうか。


B級グルメはその代表格ですが、ほかにもスポーツを使って町おこしをと考えているところも少なくはないでしょう。たとえば規模は多少大きくて町おこしというにははばかられますが、大阪は貝塚市はバレーボールの町を表明しています(今後どうなるかはわかりませんが)。長野県は岡谷市でも同様の試みが行われているようです。
単にすべてを町おこしとくくるのもおこがましいですが、やはりバレーボールで地域が活性化してくれたら、うれしいものです。
そんなわけで今日は町おこしの手法として、普通とはちょっと違った地域の特性を活かした様々なバレーボールを見ていきます。

泥んこバレーボール

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これはおなじみですね、泥の上でやるバレーボール。やはり稲作国の日本ですから、日本各地で開かれています。長野県辰野町兵庫県宍粟市や栃木県栃木市などなど数々の地方で開かれていますが、ルーツとしては、大分県は中津で日本最初の泥田バレーボールがひらかれたとのこと。
http://chikubakai.com/dorota-volleyball/dorota-volleyball.htm
泥の上でやるスポーツはガタリンピックなども有名ですが、やっぱりプレーとして「飛び込む」という動作が不可欠なバレーボールは飛び込むことが不自然ではないからいいですよね。柔らかい泥に飛び込む感覚は一度でいいから経験しておきたいものです。


泥んこ遊びを楽しもう!!
では泥んこバレーボールをはじめとする数々の泥んこイベントが紹介されているので、お近くの方は行ってみては?

水中バレーボール

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北海道は標津で行われる、標津国際水中バレーボール大会が今年で16回目を数え、最も有名です。
http://betsukai.net/blog/volley/index.php?ID=454&cID=13
大会名に「国際」が入っているあたりが、粋ですね。僕は好きです。
動画をみるかぎり正直、水深的にそれは水上バレーボールだろ、という突っ込みはおいといて、やっぱり夏にやったら楽しいでしょうね。

雪上バレーボール

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すみません。調べる限り、大分ポピュラーなようですが、まったく存在を知らなかったこの雪上バレーボール。長野県や日本海側の雪国を中心に結構盛んにおこなわれているようです(動画は新潟県)。下記論文中にもあるように、この動画では3チームで同時に行うという変則ルール。このルール自体インドアでやってもなかなかおもしろそうです。同じく論文中でも書かれているように、この雪上バレーが冬季五輪の正式種目になったらと思うとわくわくがとまりません。夏はビーチ、冬はスノーバレーなんて夢がひろがりんぐです。
雪上バレーボール普及の可能性について(PDF)ちなみに著者はメダリストさんですな。


氷上バレーもあるのではと調べてみましたが、検索しても出てくるのは氷上高校ばかりで・・・ほんとはあるのかも・・・


どのイベントもそれなりに盛況なようで、こういうのをみると、国内におけるバレーボールというスポーツのもつポテンシャルに改めて驚かされます。
ビーチバレーはだいぶ市民権を得てきた感じはありますが、やはり大会を開くとなるとどうしても競技志向になりがちな気もします。かつてみんなが屋上で円陣パスをしていたように、バレーボールをしたことのない人も気軽に職場の仲間と大会に出ようと思わせるにはこういうおもしろい場所でバレーしようというのはうってつけだと思います。
もっともっとこういう地域特性を活かしたバレーボールが増えてきたら、うれしい限りです。