Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

バレー界世紀の大移籍を例えると



ついに正式発表がなされたようです。
イタリアセリエA1昨年優勝のトレンティーノからカジィスキ、ユアントレーナ、ラファエル、ストイチェフ監督がトルコのハルクバンクに揃って移籍と相成りました。

TUR M: Trentino sold Raphael and Juantorena to Halkbank

クラブ世界選手権は四連覇、ヨーロッパチャンピオンズリーグも今年、昨年は敗退したもののそれまでは三連覇。国内でも昨年はスクデットを逃すものの一昨年、今年は優勝。レギュラーシーズンに限って言えば6連覇中でした。
名実ともに世界一のクラブ、それは誰も疑う余地はありませんでした。


それが不況の影響で主力のほとんどを放出、しかも軸級の3人プラス監督がトルコの1チームに移籍という、イタリアリーグの没落、トルコリーグの隆盛(金銭的なね)を一言で示す結果になりました。


バレーボール史上、はたしてこれほどまでにインパクトのある移籍があったでしょうか。はっきりいってもうこれはとんでもないことです。このヨーロッパクラブの勢力図を一気に書き換えかねない、そんなデンジャラスな移籍です。
この衝撃をすこしでも実感して欲しいので、

たとえるなら、そう


実際バレーボールはチームスポーツですから、ひとり二人移籍したところでチームの強さにたいした影響はありません。しかし、カジィスキとユアントレーナに関してはあまりに突出した「個」なのです。
この二人が揃っていなければ前述の輝かしいタイトルも一つとれたかどうかわかりません。
しかもその突出した個がともに移籍するだけでなく、その活かし方を知った監督とセッターがともに移籍するわけです。


ホントに前例のない移籍ですから、どのようなクラブシーズンになるのか、楽しみでしょうがありません。トレントがただの並のチームになってしまうのはちょっと残念なのですが。


例えに関してはね、だいぶ無理がありますwww
これで例えて!ってのがあればどうにかしてみます。