バレー界世紀の大移籍を例えると
ついに正式発表がなされたようです。
イタリアセリエA1昨年優勝のトレンティーノからカジィスキ、ユアントレーナ、ラファエル、ストイチェフ監督がトルコのハルクバンクに揃って移籍と相成りました。
TUR M: Trentino sold Raphael and Juantorena to Halkbank
クラブ世界選手権は四連覇、ヨーロッパチャンピオンズリーグも今年、昨年は敗退したもののそれまでは三連覇。国内でも昨年はスクデットを逃すものの一昨年、今年は優勝。レギュラーシーズンに限って言えば6連覇中でした。
名実ともに世界一のクラブ、それは誰も疑う余地はありませんでした。
それが不況の影響で主力のほとんどを放出、しかも軸級の3人プラス監督がトルコの1チームに移籍という、イタリアリーグの没落、トルコリーグの隆盛(金銭的なね)を一言で示す結果になりました。
バレーボール史上、はたしてこれほどまでにインパクトのある移籍があったでしょうか。はっきりいってもうこれはとんでもないことです。このヨーロッパクラブの勢力図を一気に書き換えかねない、そんなデンジャラスな移籍です。
この衝撃をすこしでも実感して欲しいので、
たとえるなら、そう
- 単に昨期優勝の堺でいうなら、ゴッツ、ペピッチ、今村、酒井監督がジェイテクトに移籍するくらい。
- 巨人から阿部と坂本と長野と原監督が広島へ移籍するくらい
- 週刊少年ジャンプからONE PIECEとBLEACHと黒子のバスケと編集長が月刊チャンピオンに移籍するくらい
- 自民党から安倍さんと麻生さんと石破さんがまぁ微妙だけどみんなの党に移籍するくらい
- 相撲に移籍はありえないけど、佐渡ヶ嶽部屋から親方、琴奨菊、琴欧州、琴弥山が鳴門部屋に移籍するくらい(親方移籍したら移籍じゃないな)
- 海南から牧、神、清田、高頭さんが三浦台あたりに転校するくらい
- SMAPから中居くん、木村くん、香取くんがHey! Say! JUMPに移籍するくらい
- バルサからメッシとアレクシス・サンチェスとシャビと監督がトルコに移籍するくらい
- F1レッドブルからヴェッテルとウェバーとニューウェイがフォース・インディアに移籍するくらい(全部じゃん!)
- 星城でいうなら、石川と武智とリベロの子と監督が転校するくらい(ポジション的にじゃなくてインパクト的に)
実際バレーボールはチームスポーツですから、ひとり二人移籍したところでチームの強さにたいした影響はありません。しかし、カジィスキとユアントレーナに関してはあまりに突出した「個」なのです。
この二人が揃っていなければ前述の輝かしいタイトルも一つとれたかどうかわかりません。
しかもその突出した個がともに移籍するだけでなく、その活かし方を知った監督とセッターがともに移籍するわけです。
ホントに前例のない移籍ですから、どのようなクラブシーズンになるのか、楽しみでしょうがありません。トレントがただの並のチームになってしまうのはちょっと残念なのですが。
例えに関してはね、だいぶ無理がありますwww
これで例えて!ってのがあればどうにかしてみます。