Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ヨーロッパ、監督大移動



世界選手権後、結構な数のチームが代表監督を替えることになり、今週多くのチームが新しい監督を発表した。
オリンピック後ならいざ知らず、世界選手権後に、ここまで有力チームの多くが変わることになるのは珍しいように思う。
前回(2006)はガイッチがアレクノに代わったくらい?セルビアも替わってたか。


やはり多くのヨーロッパの国が今回の世界選手権の成績に満足いかなかったというところか。
ベスト4や5位、7位で替える国があるというのにねぇ。どっかの国はそういう議論すら表向きには出てこない。

イタリア:アナスタージ→ベルット(前フィンランド代表、現マチェラータ)
  • イタリアは一応世界選手権ベスト4だったんだけどなー。ころころ替えるのもどうかと思うが。
ロシア:バニョーリ→アレクノ(元ロシア代表、ゼニトカザン兼任?)
  • 結局ロシア人に落ち着いちゃったよ、みたいな。
ブルガリア:プランディ→ストイチェフ(トレント兼任)
  • なんで今までやってなかったんだっていうね。おもしろい事になるかもしれん。
スペイン:ベラスコ→?
  • ベラスコは4年契約を2年残していたが、スペインの財政危機からの契約解除。イタリアにでも戻ってくるか。
ポーランド:カステラーニ→アナスタージ(前イタリア)
  • 正直、アナスタージをすごいと思った局面ってないんだよなー。2007のスペイン優勝はいったい何だったんだろう。
フィンランド:ベルット→カステラーニ(前ポーランドフェネルバフチェ兼任)
オランダ:ブランジェ→ベン・エドウィン(往年のオランダの大エースですな)


バニョーリはモデナへ。マチェラータの監督はどうなるだろう。意外なところでガルディーニあたりが余っているが。
少し前の話になるが、以前越川選手のいるパドヴァの指揮を執っていたベルナルディポーランドのヴェンギェルへ。


なんか、大回転みたいな形で収まるところに収まってしまったなというかんじもする。結果的にはポーランドとイタリアとフィンランドが監督を回したみたいになってるし。
正直言っておもしろみに欠ける。個人的に最近見てておもしろいと思うロッセラーレの監督を代表で使うような、思い切りの良い国はないものか。