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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

東京五輪男子バレー準々決勝はなにが起こるかわからない



オリンピックでも春高でも、インカレでも準々決勝が一番おもしろい(黒鷲旗は初日、二日目、天皇杯はエイト決め)。ましてやオリンピックはここから負けたら終わりのトーナメントが始まるわけだから、一層おもしろい。

何が起こるかわからないノックアウトステージ

まずは下の表を見ていただこう。

  優勝国 予選順位 予選成績
2016リオ ブラジル 4位 3勝2敗
2012ロンドン ロシア 3位 4勝1敗
2008北京 アメリ 1位 5勝
2004アテネ ブラジル 1位 4勝1敗
2000シドニー ユーゴスラビア 3位 3勝2敗
1996アトランタ オランダ 2位 4勝1敗
1992バルセロナ ブラジル 1位 5勝

これはオリンピックが6チーム総当り2グループの各上位4チームの準々決勝というルールになって以降の金メダルチームの予選ラウンド成績である。
予選ラウンドで1位のチームが優勝した回数は50%を下回る。予選ラウンドで1位のチームは各大会2つあるというのにだ。つまり予選ラウンドの成績と最終成績はほぼ関係ない。
ましてや前回大会などは予選4位のブラジルが優勝している。


準々決勝の組み合わせは各プール1位対4位、2位3位は抽選となるが、この1位対4位の対戦で予選ラウンド1位チームの勝率がどれくらいか想像してみてほしい。


正解は57% 14戦中1位の8勝。過去7回のオリンピックのうち、予選ラウンド1位チームがトーナメント初戦で43%も敗退しているのだ。
何が言いたいかといえば、結局ここまで残っているチームにそこまで力差はなく、ほんの僅かなファクターで勝敗が左右される。
ましてやオリンピックで負けたら終わりの試合、メンタル面も相当結果に響く。
準決勝まで行けば、まぁ、負けても3位決定戦がある。もちろんそんな簡単な話ではないが、だからこそ準々決勝が一番ヒリヒリしてピリピリしてビリビリする対戦なわけだ。

日本が準々決勝に進出

29年ぶりって、今のチームその時生まれてるのって、清水(5歳)、李(1歳9ヶ月)、藤井(7ヶ月)しかいないわけで。高橋くんに至ってはご両親が出会っているかも怪しいレベルなわけで。
しかも1992年ってサムエルソン事件なわけで(詳細はググろう)。タラレバだけれどもそれを差し引くと予選ラウンドが終わって、まだメダルのチャンスが有るのってその前はもう1976年モントリオールまで遡らなければならないわけで。


日本は強くなっている。トレンドに乗っているし、若いタレントがどんどん出てきている。
ただ開催国である、という優位は忘れてはならない。組み合わせは開催国としてFIVBランクは考慮されないし、この先の大会はそもそも出場権を得るためにまだ苦しい戦いを勝ち残らなければならない。東京にはセルビアスロベニアも来ていないのだ。
もちろん期待はしているし、やれることはやっていきたいのだが、生きているうちに日本がオリンピックの準々決勝を戦っているところをもう一度見られるかと言われれば、わからないと言わざるを得ない。


ブラジルの見どころなんかは私よりも詳しい方がネット上にゴロゴロいるとは思うので、そちらを参照いただきたい。
ブラジルに勝つというのは容易な話ではない。しかもホントに本気のブラジルとやるなんて過去20年あっただろうか。
でもそれでも何が起こるかわからないということを信じてみたい。今の日本の選手たちにはそう思わせるだけの可能性があるし、どのような結果になったとしても、この試合は選手たちのみならず、日本のバレー関わるすべての人のかけがえのない経験となるだろう。


9:00カナダ-ROC
13:00日本-ブラジル
17:00イタリア-アルゼンチン
21:30ポーランド-フランス


といいつつ、明日は火曜日なわけで、4試合全て生で見るというのは、なかなか難しい話であろう。