Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年10大ニュース

1.アジア大会優勝と世界選手権惨敗 16年ぶりのアジア大会優勝自体は大変すばらしいニュースだと思うが、懸念は最後でいい結果を残したことで、この1年の取り組みがすべて良しとされてしまうのではないかということ。本年の最大目標は世界選手権だったはず…

2010年ベスト6

今年も独断と偏見に満ちあふれた、ベスト6の頃合いです。選考基準はポジションによってもころころ変わりますし、今後の期待や雰囲気、勢いが多大な部分を占めています。今年も1年を振り返りながら、愉しんで選ばせていただきました。 サイド 鶴田大樹 アジ…

2010年10月〜12月おすすめバレーボール動画

世界選手権ブラジルvsブルガリア テオがセッターのブラジルと2軍のブルガリアのゲーム。この試合は喜劇だったのか、はたまたねじれた大会方式が生み出した悲劇だったのか。いろんな意味で歴史に残るゲームだったと思う。 おめでとう、アジア大会優勝 なにか…

ちょっと気になる検索ワード〜2010下半期〜

もう2010年も終わり。いくつかの恒例エントリを。 まずは下半期のちょっと気になる検索ワード。 検索ワード ひとこと Vリーグ選手で一番身長が低いのは 今はたぶんプレミアリーグなら坂梨(堺)、山本(FC東京)で170cm、チャレンジリーグなら、矢島(きん…

荻野サントリーが証明したこと

現行スタイルになって4回目の天皇杯を制したのは、Vリーグ開幕以来、堂々の8連勝となったサントリーだった。 サントリーはメンバーを固定せず、早め早めの選手交替、そこまで悪くなくても交替という近年まれに見る、本当の全員バレーというスタイルでここま…

得点経過からサイドアウト率を計算する

昔から、ライブスコアの得点経過を見れば、サイドアウト率の計算は出来たのですが、新しいVスコアはなんか見やすい感じもするので、ちょっとサイドアウト率の計算方法を紹介します。好きこのんでここに足を運んでくださるような方からしたら、何を今更と思わ…

代々木の難しさ

天皇杯ファイナルラウンド2日目はプレミアリーグのチームが登場したが、プレミア8チーム中、5チームがセットを奪われ、そのうち1チームは負けてしまうという波乱含みの結果になった。ストレートでは勝ったとはいえ、サントリーにしても、パナソニックにして…

審判動画あれこれ

いつも判定に文句ばっかいってごめんなさい。審判って大変な仕事ってわかってるんです。 でもでも言いたくなっちゃうときもあるんです。わかってください。時にはボールがスゴイ速度で飛んでくる危険な職業です。審判って大変な仕事ってわかってるんです。文…

攻撃型?守備型?

今年、新たにサントリーの「ヘッドコーチ」に就任した荻野氏だが、チームを攻撃型から守備型に移行したという談話を各所でしている。 男子では、北京五輪で日本代表を務めた荻野正二監督率いるサントリーに注目。プレミアリーグでは開幕4連勝と好調で、8月…

バレーボール年表つくってみた・2010

基本的には昨年のものに2010の大会を追加して、活躍度に応じて、若干各年代の代表選手を替えています。 また、全中、インターハイも追加しました。あまりにサイズが大きくなってしまったので、Zoom.itを使用しました。スクロール、拡大縮小ができます。 てな…

2010世界クラブ選手権

15日から、世界クラブ選手権が昨年と同様カタールで開かれる。今年はゴールデンフォーミュラルールが適用されるのだろうか。ゴールデンフォーミュラはサーブレシーブからのアタックはアタックラインの後ろからでなくてはならないというもの。しかし、今年は…

アメリカのコンビコール

日本ではセッターの目の前のクイックをA、セッターの2〜3m前のクイックをB、後ろのクイックをCクイックと呼びますが、言い始めたのは誰なのでしょうか。やはりアイデアマンである松平翁でしょうか。 コンビ攻撃をどう呼ぶかは、スロットを基準にしたコール以…

JVISの地域差

JVISの判定の地域差については前々から述べてきたが、この一番わかりやすい第1週終了時点であまりに地域格差があったためエントリーにしたい。 男子Vプレミアリーグ第1週は大阪にパナソニック、サントリー、堺、豊田合成の4チームが、宮崎に東レ、JT、大分…

JVISやVISに対する素朴な疑問

バレーボールの技術統計システムのVISと日本版(といっても別物ですが)のJVIS。いつもお世話になってます。 バレーボールは複雑な競技ですから、こんなときどう入力するんだろう、どう対処しているんだろうという疑問が結構あります。 もし読者に判定員の方が…

喜ぶ、喜ばない

16年ぶりのアジア大会優勝おめでとうございます。この1年いろいろあったけど、最後をこういう形で終われたのはまぁ、よかったように思う。 アジアで負けない(負けてるけどさ)。これは非常に重要なこと。 さて、昨日の決勝戦はそうでもなかったが、準決勝韓国…

ボールあれこれ

今年、男子Vリーグはミカサのボールが試合球として使用される。 昨年は男子がモルテン、女子がミカサだったので入れ替わった形になる。 モルテン ミカサやはり二つのボールの差は大きいように思う。 傍目から見ていても、ミカサボールのフローターサーブはよ…

ジャンプ力が増すシューズ

以前、バレーボール選手でもバッシュ(バスケットボールシューズ)を履いている選手が増えてきていることを書いたが、アメリカでなんともスゴイバッシュが開発されたらしい。 それはジャンプ力がアップするシューズ。よくありがちなトレーニング効果が得られる…

リベロ交代自由制が流行らないであろうワケ

国際バレーボール連盟(FIVB)は10日までローマで開催されていた総会で、正リベロと控えリベロを1試合に何度も交代できるように規則を改正した。従来は1試合に1度と制限されていた。新規則は来年1月に適用される。(共同) 【バレー】リベロ交代回…

88世代の軌跡をたどってみた

ソウルの年に産まれ、バルセロナの時はまだ4歳。そんな彼らももう大学の最上級生。何人かはすでに今後の進路が発表された。 特に選抜や個人賞を中心に、彼らのたどった軌跡をたどってみた。特になにか言いたいことがあるわけではなく、ただの記録として見て…

FIVBがプレスリリースで珍プレーまで配信し始めた件

得点が入ってるので好プレーといえば好プレーですが、まぁ、珍しいという意味の珍プレーで。 会長が変わって以来、FIVBはなにかとweb関連の拡充を図っているように思います。 ご存知のようにホームページは昨年一新されましたし、twitter(@FIVBVolleyball)を…

目指せ!プレミアコンプリート大学

そもそも別に目指さなくてもいいのだけどね。 ここのところ、というかV初期をちゃんと調べてないからわからないのだが、プレミアリーグをコンプリートする大学が出てこないかとちょっと期待している。たぶん日本リーグ時代までさかのぼっても出てきてないの…

一期一会

セバスチャン・リュエット*1(Sebastien Ruette)という選手について話そう。 選手の数だけドラマがある。有名な選手ほどいくつもの大きな分岐点を経ていると思う。 ただ、中でもリュエットという選手は特に数奇な運命をたどった選手かもしれない。 (2分前後か…

2010/2011CEVチャンピオンズリーグ

今年も始まりますよ。チャンピオンリーグ!! サッカーと同様、各国のヨーロッパリーグの上位だけ、選ばれしものだけだが出場できるこのチャンピオンズリーグ。 例年通りならば、laolaで全試合見られる。しかも試合のあともアーカイブが残ってるから、夜更かし…

アメリカのバレーボール用語その2

アメリカWikipediaのバレーボール用語を紹介しています。 2回目の今回はスラングが主なので、全然つながらないというものがたくさんあります。 その由来なんかも書いていてくれたら面白かったのですが。 Bang/Bounce/Thump:急な下向きな角度で非常に強く打…

海外のバレーボール芸人

いやいや、さすが海外に行っていたプレーヤーというのはおもしろいネタを持っています。 つくばに入団した高橋賢選手*1のブログでおもしろい情報を得ました。 皆さんはダニー・カインダ(Danny Kinda)をご存じですか!? アメリカのバレー芸人で海外ではかな…

フォーメーション図のテンプレートつくってみた

バレーボールのスタメンや布陣を図にして、ブログで書くのって結構面倒ですよね。 普通にコートを記号で書いて、作ろうとすると線がずれちゃったり、2文字と3文字の選手で苦労したり。 _(アンダーバー)使えばキレイに揃うけど、あんまり使いたくなかった…

アメリカのバレーボール用語その1

アメリカのWikipediaの「バレーボール用語」のページがなかなかおもしろかったので和訳で複数回に分けて紹介します。 やはりバレーボール生誕の国。なるほど!と思わせる用語がたくさんあります。 バレーペディアでも確か用語の英訳がタイトル脇に載っていた…

院卒全日本プレイヤー

今回のアジア大会代表に、全日本初選出された大分三好の長江晃生選手は珍しい大学院卒*1のVリーガーだ。 徳島の城東高校から大阪体育大学へ進み、卒業後、堺ブレイザーズでプレーする傍ら、大阪体育大学大学院にも通っていた。 修士取得後の2007年、大分三好…

あれから4年

「この二人はすぐにでもセットで代表に入れるべきだ」 そう思ったのは2006年世界選手権直前の関東大学1部秋リーグのことだったから、もう4年も前の話だ。その二人がやっとA代表という同じチームで一緒になったのでこのエントリーを書くことにした。 もちろん…

「Volleyball Manager」が選手データベースとしてかなり優秀な件

先日、紹介した男子バレー版サカつく「Volleyball Manager」ですが、いじくればいじくるほど面白くなってきました。 それはゲームとしてではなく、選手データベースとしてです。各選手にはパラメータが割り振られている、という紹介もしましたが、最初はフリ…