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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

結局、どこが2012OQTに来るのか、予想してみる



さぁ、OQTまで約2ヶ月。日本代表登録選手も発表され、いよいよという感じになってきました。毎度の事ですが、日本で開かれるOQT、オリンピック世界最終予選はアジア予選と合併して開催されるという特殊な形態です。もちろん全部勝ってしまえば問題ない話ですが、この大会から2チームがオリンピックに進めるという以上やはり、OQTにくるアジア以外のチームも大きな問題になってきます。


OQTの参加チームについては、現時点でわかる限りにおいて、もっとも参考になるのは以下の資料になります。
最終予選公式ページにおけるpdf資料、「OQT出場チームについて」

出場国概要

まず開催国である日本。そしてアジア予選も兼ねているので、昨年のアジア選手権で4強であったイラン、中国、韓国、オーストラリアの4チーム。そしてヨーロッパから1チーム。アフリカ、北中米、南米から2チームの計8チームになります。


まぁ、今更ですが総当たりして、8チーム中最上位のチームとアジアで最上位の2チームがオリンピックが出場権を得ることが出来ます。

ヨーロッパ

まずはヨーロッパから見ていきましょう。前回、ヨーロッパからの刺客、イタリアとの戦いは、いろんな意味で世界を賑わせました。


ヨーロッパからは3チームがOQTに進む事が出来ます。ワールドカップで出場権を得たロシア、ポーランドは当然来ることはありませんし、他のOQT開催地であるイタリア、ドイツも日本に来ることはありません。


どのチームがOQTに進むかですが、実は大陸予選1位以外は、予選の成績というのは全く意味をなしません。すべてが本年1月4日時点のFIVBランキングを元に決められます。なので、たとえセルビアが大陸予選で7位、8位に惨敗しようともFIVBランキングからOQTに進むことが出来るのです。なので、現時点でも世界ランキングを見てけばある程度絞ることが出来ます。ヨーロッパからの候補としては、

ヨーロッパ
セルビア(7位)、ブルガリア(9位)、フランス(21位)、チェコ(23位)

(※カッコ中はFIVBランキング)
辞退等がない限りはこのうちの3チームが、OQT進出3チームとなり、いずれかが日本に来ることになるでしょう。


もちろんセルビアが欧州予選を優勝すれば、それ以下の3チームとなりますし、ブルガリアが優勝すれば、セルビアが日本に来る可能性も当然あります。ただ他のOQT開催国であるイタリア、ドイツが優勝した場合にどうなるのかはちょっとわかりません。


個人的にはミリュコの抜けたセルビアが勝つとは考えられず、やはりブルガリアを本命に推しておきましょう。というわけで日本に来る可能性が極めて高いのは、セルビア、フランス、チェコのうち1チームという事になります。

アフリカ、北中米、南米

さぁ、次にアフリカ、北中米、南米に移ります。どうしても説明が長くなってしまって申し訳ないです。


前述の資料中では、すでにエジプトがアフリカからの選出枠という事で確定しています。他に、北中米から2チーム、南米から1チームとなります。ヨーロッパだけでなく他の地域に関してもFIVBランキングが問題となるので、もうだいたいは絞れてきちゃうわけです。つまり、

北中米
キューバ(5位)、アメリカ(6位)、プエルトリコ(17位)

南米
アルゼンチン(8位)、ヴェネズエラ(16位)

にもう絞れてしまうわけです。正直、どうなんだろ、このシステムと思ってしまいます。


そして、問題はエジプト(11位)、北中米A、北中米B、南米のうち、どこが日本にくるかということ。前回はアフリカのアルジェリアと南米のアルゼンチンが来ましたね。
アルゼンチン戦、荻野選手の最後のブロックアウトはずっと忘れることはないでしょう。あとうえたおれも・・・
キューバが優勝すれば、アメリカが来る可能性があるでしょうし、アメリカが北中米予選を抜ければキューバが来るかも・・・なんて考えていました。

日本に来るのは?

さぁて、ここからが本題。
今年1月12日のFIVBの記事を見てみましょう。
FIVB - World Olympic Qualification tournaments outlined
日本で開催されるOQTの出場国の一つに
「NORCECA or CAVB or CSV Lowest team on the world rankings」
とあります。NORCECAとは北中米連盟、CAVBはアフリカ、CSVは南米のバーボール連盟を表します。つまり先ほどの4チームのうち、FIVBランク最下位は自動的に日本に行くよと。この時点でそれはヴェネズエラかプエルトリコに絞られます。この2チームが同時に大陸予選を抜けるというのはちょっと考えられませんから。で、まぁ、順当に行けばランク17位のプエルトリコになります。なおかつ北中米2チームは同じプールにならないというルールが決められているので、プエルトリコが北中米予選を優勝しない限り、日本にアメリカ、キューバはまず来ないという筋道が容易に立てられます。


で、3月20日の記事。
FIVB -Men's World Olympic Qualification Tournaments team distribution confirmed
これもなかなか驚愕で、前述の最下位以外は抽選かと思っていましたが、今度はその場所に「The third highest of NORCECA 1 or CAVB or CSV」とあります。つまり上の4つの3位が来ると。そんなサービスされてしまっていいんでしょうか。
日本には自動的に下位二つが来ると。まぁ、順当にキューバ、アルゼンチンが大陸予選を抜ければヴェネズエラ、プエルトリコで決まりって訳です。で、仮にアルゼンチンが負けたら、エジプト、プエルトリコですね。


なんか怪しい臭いがぷんぷんしてきましたね・・・
まぁ、日本がゆるくなるのは良いんですが、下手にそこまで強くないチームが来てしまうと星の奪い合いになって展開が読めないということになる心配もなきにしもあらずなんですよね・・・


というわけで予想してみました。OQTの参加チームはこうなります。

地域 予想確度
開催国 日本 -
アジア イラン -
アジア 中国 -
アジア 韓国 -
アジア オーストラリア -
南米 ヴェネズエラ 80%
北中米 プエルトリコ 90%
欧州 フランス 25%

で、エジプトが30%、セルビアブルガリアチェコが各25%ってとこですね。
私の説明の部分でよくわからない部分がありましたら、答えられる範囲であれば答えたいと思います。


using the serpentine system for rows three and four starting from Japan.
ってどういう意味ですかね?