Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

クラブシーズン到来!



イタリアでは、イタリアカップウィナーとリーグウィナーが対戦するスーペルコッパが開かれた。
日本で言えば、サッカーの天皇杯勝者とJリーグ王者が対戦する、ゼロックススーパーカップの位置づけ。
シーズン前のビッグチームの様子を見る良い大会だ。

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イタリアカップ優勝のマチェラータと、スクデットを獲得したピアツェンツァの対戦。
昨年、この大会を制したマチェラータは今年、バレー好きなら一度は聞いたことあるだろうチゾーラとパパローニの獲得でターンオーバーを用いて、3冠を獲ってしまおうという布陣。対するピアツェンツァは昨年とほとんど変わらない陣容だが、メルカートでサブメンバーの底上げには成功した。

ピアツェンツァはヨーロッパではというかトップレベルでは、珍しいフロントオーダーを用いるチーム。去年も終盤では見られたが、世界屈指のエース、マルシャルを活かす為の戦術だと思われる。サーブレシーブがあまり得意ではないマルシャル、ズラタノフの2枚が二人ともレフトからの攻撃の方が得意であるためだろう。マルシャルをオポジットに置き、その隣のレフトが、ライト的プレーヤーとしてサーブレシーブに走り回る。

対するマチェラータもマルティーノ、チゾーラ、ベルミリオとイタリア代表のレギュラー3人をそろえ、まさに優勝候補。

その2チームの対戦は、フルセットの20-18までもつれ、まさに鼻差でピアチェンツァが、今年最初のタイトルを獲得した。
スパイク決定率は、57%、59%とまさに右ストレートの撃ち合いといった様相。見たかった!

この大会が終わると、クラブシーズンが始まる、という気分になってくるなぁ。