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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

やっぱり勝ち点制はおかしい



New ball and extensive use of technology to raise profile of Europe’s elite competition - CEV
欧州最強のクラブを決める今年度のCEVチャンピオンズリーグのレギュレーションが発表された。
特筆すべきことの一つは、以前から発表されていることだが、ヨーロッパ専用のミカサボール、MVA200CEVが使用されること。

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photo by:FIVB

ヨーロッパなのに、このいかにもブラジルデザインをなぜ採用したのかはよくわからないところ。リオ五輪でも意識しているのだろうか。
むしろ今のデザインのほうがEUカラーのような気がするのだが。


もう一つが本題であるが、リーグ順位決定の順序が勝ち点→勝率→セット率→得点率から、勝率→勝ち点→セット率→得点率に変更されたこと。
勝ち点というのは、3-0、3-1が3点、3-2が2点、2-3が1点、1-3、0-3が0点というあれね。
これは必然の流れだと思う。勝ち点制の問題点は従来より指摘されており、勝ち数の少ないチームが多いチームを上回る可能性があることである。
たとえば5試合する場合で表にすると、

チーム 勝ち 負け 勝ち点 3-0、3-1 3-2 2-3 1-3、0-3
A 10
B 11

Aのほうが勝ち数が多いのに、フルセットが絡むと勝ち点で逆転する現象が起こる。


やはりスポーツは勝利にこそ最大の価値があるはずであり、勝ち数が少ないほうが上位になりえるというのはやはりあり得ない。
欧州連盟の動きであるが、個人的な予想では欧州各国のリーグでもこれが採用され、最終的にはFIVBも変わってくる流れになるのではないかと考えている。
もちろんフルセットのジャンケンポン感に対する配慮というか、救済は確かに必要だとは思うが、それは今回のセット率よりは上という差配で十分だと思う。


このリーグ順位決定方法というのは確かになかなか頭を痛める問題であり、完璧な解答というのは存在しないだろう。


危惧しているのは、こういった世界の流れに対してVリーグのレスポンスが非常に遅いということである。
Vリーグは今年度はじめて勝ち点制を導入することになったわけだが、世界的にはもう勝ち点制からは脱却を図っているわけだ。
欧州各国ではすでに4、5年前からすでに勝ち点制を導入しており、日本もいくらでもそのチャンスはあった。得点率、セット率問題で各国のリーグが揺れている時期だって、日本はセット率主義を貫きとおした。
もちろん世界がすべてではないのだが、どうもVリーグは事なかれ主義が横行しているように思う。