Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

Beyond Imagination



読み返してみて、昨日のエントリでよく伝えられなかったこと。
昨日のエントリで述べたのは早い話、他者の視点に立ってみようというモノだったと思う。


しかしながら、時代を変えてきたのは、たとえばジョブズみたいな軽く周りからキ○ガイと思われつつも、みんなの想像を超えるものを作り出した人たちだったりする。彼らは客観を越えた主観でモノを作り出している(単に客観が欠けているということも言えるかもしれないが)。
客観に基づいて自分のしたいことをする、作りたいものを作る。もしくは客観視できる信頼できる他者がいたか(それがウォズや有能な部下だったのかもしれない)。
男子バレーボールの監督でいうと松平氏、セリンジャー氏、レゼンデ氏当たりが思い当たる。


要は客観を重視しすぎると、人の期待通りの選手にしかなれないということだ。
やっぱりバレーボールを見ていてわくわくするのは、選手が僕の想像以上のプレーをした時だ。
届かないと思ったボールに届く、決まらないと思ったスパイクを決める。つながらないと思ったボールがつながる。
上がらないと思った場所にトスが上がる。できないと思っていたプレーができる。
人の想像を何度も超える選手、そんな選手が本当の名選手と呼ばれる選手なのだろうと思う。


言うまでもないが、客観のない主観はただのわがままだ。主観のない客観はただのつまらない考えだ。
主観と客観、直感と論理が組み合わさったとき、想像を超えたプレーができる。
客観と論理に基づいて、主観と直感でプレーする選手がもっと増えると嬉しい。